IntelのクルザニッチCEOが従業員との不適切な関係で電撃辞任
Intelのブライアン・クルザニッチCEOが電撃辞任しました。原因は「社内で不適切な関係を持ったこと」です。
Intel CEO Brian Krzanich Resigns; Board Appoints Bob Swan as Interim CEO
https://newsroom.intel.com/news-releases/intel-ceo-brian-krzanich-resigns-board-appoints-bob-swan-interim-ceo/
Intelは2018年6月21日に、クルザニッチ氏が辞任したことを発表しました。降って湧いた電撃辞任の理由については「クルザニッチ氏が過去にIntel従業員と合意にもとづく関係を持っていた」からだと説明されています。クルザニッチ氏が従業員と不適切な関係を持っていたこと自体は最近発覚したとのこと。
Intelにはすべての社員が遵守することが義務付けられる非公開の行動規範があるそうで、社員同士の不適切な関係はこの行動規範違反にあたるそうです。Intelの最高経営責任者といえどもこの規範を破ることは許されず、事実が発覚したことでクルザニッチ氏が辞任を申し出て、取締役会がこれを了承しました。なお、Intelは後任のCEOが決まるまで、ボブ・スワンCFOが暫定CEOを務めることを発表しています。
2018年初からIntelはCPUに内在する脆弱性「Spectre」問題で揺れていますが、問題を認識した後にIntel株を売却したのではないかとクルザニッチCEOにはインサイダー取引疑惑も生じていました。結局、従業員との不適切な関係の発覚という不名誉な形でクルザニッチ氏はIntelを去ることになりました。
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