任天堂はNintendo SwitchのJoy-Conを再設計しようとしている


任天堂は2019年3月期までのNintendo Switchの販売目標を2000万台としており、目標を達成するためにビッグタイトルのリリースを予定しているのではないかと考えられています。2018年も要注目なNintendo Switchですが、2017年3月の発売当初から左のJoy-Conで接続不良が報告されているという問題も存在しています。しかし、FCCに提出された書類から、「任天堂はJoy-Conを再設計しようとしている」とIGNが報じており、接続不良問題が生じない完璧な左Joy-Conが登場するのも間もなくと思わせるデータの存在が明らかになっています。

Nintendo Working on Redesign of Joy-Con for Switch - IGN
http://www.ign.com/articles/2018/04/30/nintendo-working-on-new-redesign-of-joy-con-for-switch

任天堂は左Joy-Conの接続不良問題について、問題を認めた上でNintendo Switchのファームウェアアップデートを通じて解決を図ってきました。しかし、任天堂アメリカが「製造過程でばらつきが生じ、電波干渉を起こしていた」と声明を発表したように、原因はソフトウェアだけではなくハードウェアにもあるため、根本的な解決には至っていませんでした。

Nintendo Switchの左右のJoy-Con内にある基板はこんな感じ。少しわかりづらいですが、左に置かれているのが右Joy-Con(赤)で、右に置かれているのが左Joy-Con(青)です。右Joy-Conには赤外線センサーやNFCセンサーなどがビッシリ詰まっているため、Bluetoothの通信強度を上げるために専用のセンサーが取り付けられています。対して、左Joy-Conはアンテナを基板に配置するためのスペースが十分にあったため、基板の下半分がアンテナになっています。しかし、このアンテナでは実際にゲームをプレイする際のコマンド送信で問題が生じることがこれまでの分析で明らかになっています。


任天堂公式もJoy-Conの接続不良は認識しており、専用のサポートページを用意しています。

Joy-Con Not Responding or Responding Incorrectly When Used Wirelessly | Nintendo Switch | Nintendo Support


しかし、一部端末のハードウェアに問題があるとわかっている以上、最善の対策はJoy-Conを再設計すること。そんな中で明らかになったのが、Joy-Conの再設計を進めているらしいことがわかる写真です。これはFCCへ提出した書類に含まれていたもので、アンテナのある基板の下半分が、先に紹介した既存の左Joy-Conのものとは微妙に異なることがわかります。


基板だけで見るとこんな感じ。


左Joy-Conのボタンはこんな風に基板を覆うこととなります。


任天堂は左Joy-Conの接続不良問題について公式に「Joy-Conを含むNintendo Switchへの修理要求や交換要求の総数は、我々がこれまで販売してきた新しいゲーム機と同程度です」とコメントしていましたが、Nintendo Switchの出荷台数増加に伴って、不良品に遭遇している人の数も増えているはず。今回、任天堂が左Joy-Conの再設計に着手したのは、問題に本格的に取り組んだ結果だと推測できます。ただ、任天堂は再設計について公式なコメントを出しておらず、IGNのコメント要求に対しても、記事作成時点では返答は得られていませんでした。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by logu_ii