2018年04月20日 18時00分ピックアップ

「ガンダムシリーズ新作発表会」でシリーズ最新作『機動戦士ガンダムＮＴ』と最新プロジェクト情報を発表

2019年で40周年を迎える「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作、およびその関連するプロジェクトの発表が、4月20日(金)18時から「ガンダムシリーズ新作発表会」で行われています。

「ガンダムシリーズ新作発表会」開催決定！4月20日（金）18:00よりライブ配信！ | 公式ガンダム情報ポータルサイト
https://www.gundam.info/news/video-music/news_video-music_20180416_18.html

ガンダムシリーズ新作発表会 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=JiP3E937kXo(配信終了)

発表会場となったのは「THE GUNDAM BASE TOKYO」

この日はイベントのためにイベントスペースに入場規制がかけられていました。

「THE GUNDAM BASE TOKYO」入口近くに展示されていた「ガンダムビルドファイターズ」のイオリ・セイ、カミキ・セカイ、ヤサカ・マオの等身大フィギュア。こちらは2018年4月から続編「ガンダムビルドダイバーズ」が始まっているので、今回の新作発表会とは無関係のはず。

サンライズの宮河恭夫社長が登壇

「UC NexT 0100」と題して、0099より向こう側の宇宙世紀を描く計画が進められること、その第1弾が「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」であることが発表されました。

作品の詳細情報は以下の記事に掲載しています。

「『機動戦士ガンダムＮＴ』」 2018年11月劇場公開決定、機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)の続編 - GIGAZINE

サンライズ・小形尚弘プロデューサーと福井晴敏さんが登壇。福井さんからは、タイトルのNTがナレーションと同じく叙述することを意味し、「編纂する・編集する」という意味合いもある「ナラティブ」であることが明かされました。福井さんは、ガンダムシリーズに通底し、UCでもクローズアップした「ニュータイプ神話」に句読点を打つ感じで作れたらいいなと展望を語りました。ニュータイプの新たな捉え方が描かれるとのことです。

主人公グループ3人組の1人、ヨナ・バシュタ。「ガンダムは『ひょんなことから少年が乗る』というケースが多かったのですが、今回は正規の軍人さん」と福井さんが説明。

ミシェル・ルオはZやZZの「ルオ商会」と関係あり。ただし、ステファニー・ルオとの血縁関係はなし。

リタ・ベルナル。3人組は同世代の幼なじみですが、リタだけ幼く見えるのには事情があります。

ナラティブガンダム。NTで描かれるのは、「ユニコーンガンダム」シリーズ3号機であるフェネクスを探す「不死鳥狩り」作戦です。

その「狩り」の対象であるユニコーンガンダム3号機フェネクス。ラプラスの箱が解放され、ミネバが演説を行った直後あたりからぽろぽろと目撃証言が出ていて、ユニコーンガンダムで見られたような「世の中を滅ぼす力」を秘めた機体がそんな状況にあるのはまずいということで、ナラティブガンダムが開発されました。

シナンジュ・スタイン

こうして「機動戦士ガンダムF91」までの間に「NT」をはじめとする作品が送り出されていく予定となっています。

発表会後半は、「機動戦士ガンダム0080」アルフレッド・イズルハ役や「機動戦士ガンダムUC」リディ・マーセナス役などを演じたガンダムシリーズと縁の深い声優の浪川大輔さん、芸人の濱口優さんも加わってのトーク。

イベントに来たことから、「浪川さんはあの赤い髪の彼を演じる予定？」などと話が振られますが……

本作は「ガンダムUC」の1年後が舞台なので、UCでリディを演じた浪川さんが他の役をやることは難しく「なら、リディは？」と気になる浪川さん。ところが、福井さんはこの発表会が「これが会えるチャンスかなと思って」と、リディが今後出ないことを匂わせる発言。

実は、本作は発表前にTwitterで略号が「NT」であることがバレてしまい、浪川さんがイベントに参加すること、浪川さんはNT-1 アレックスの登場する「機動戦士ガンダム0080」でアル役だったころから、新作は0080関連なのではないかと噂が流れたこともありました。

仮に、アルがそのまま成長していればUC・NTの時代には20代後半なので「どうですか？」とアピールするも、これも「彼は軍隊には入らないでしょう」と福井さんに否定され、「本当はここまで否定するつもりじゃなかったけれど、グイグイ来るから……」と、リディの本編登場がないことがかなりはっきりと語られました。

『機動戦士ガンダムＮＴ』は2018年11月劇場公開。「UC」のようなイベント上映ではなく、劇場作品として展開されるとのことです。