Intelが8コア/16スレッドの第8世代「Coffee Lake」を準備している可能性
IntelがデスクトップPC向けの第8世代Coreプロセッサー「Coffee Lake-S」に8コア/16スレッドのモデルを用意していることがオンライン掲示板Redditの有志によって発見されました。まもなく登場するAMDの第2世代Ryzen「Ryzen 2000」シリーズに対抗する狙いがあるようです。
Coffee Lake S 8 Core with IGPU referenced in official Intel Technical Documentation. : intel
https://www.reddit.com/r/intel/comments/8chmkm/coffee_lake_s_8_core_with_igpu_referenced_in/
IntelのCPUに関する技術仕様書に「8コアの第8世代Coreプロセッサー」を意味する記述があるとRedditに投稿されました。
いずれの記載にも「8+2 Processor」という表記があり、8コアのCPUであることが推測されます。
すでにノートPC向けには6コアCore i9/Core i7シリーズが発表されていますが、「Coffee Lake-S」の表記からデスクトップ向けのCore i9もしくはCore i7シリーズだと予想できます。
以前にもIntelがCoffee Lake-Sに8コア/16スレッドモデルを登場させるのではないかというリーク情報がありましたが、2018年4月19日のRyzen 2000シリーズの発売を目前にして、対抗モデルの存在が濃厚になったと言えそうです。
・おまけ
2018年はIntelの歴史的なCPU「8086」誕生から40周年にあたります。この8086生誕40周年を記念して、Intelが記念モデル「Core i7-8086K」をリリースするのではないかという情報が中国のオンライン掲示板Baiduに登場しています。
Intel May Be Launching A Core i7-8086K 40th Anniversary Edition CPU
https://wccftech.com/intel-core-i7-8086k-40th-anniversary-edition-cpu-benchmarks-rumor/
第8世代Coreプロセッサー「Coffee Lake-S」シリーズのCPU「Core i7-8086K」は、6コア/12スレッド。
5GHzまでオーバークロックしている様子も掲載されています。
グラフィックスは「Intel UHD Graphics 630」
MSI製のマザーボードでCore i7-8086Kを利用するUEFI画像も登場しています。
1つのコアは5.1GHzに設定されており、Core i7-8086Kはかなりのオーバークロック耐性をもっていそう。
Core i7-7700Kとの比較ではCore i7-8086Kはマルチスレッド性能で大幅に上回るようです。
仮にCore i7-8086Kがエイプリルフールに間に合わなかったネタではないとすれば、以下のユーザーの希望が叶うことになりそうです。
Anyone from #Intel, please pitch this SKU to management!
— David Schor (@david_schor) 2018年1月18日
Launch Date: June 8, 2018
SKU: "Intel Core i7-8086K 40th Anniversary Edition"
Specs: 8th Gen (CFL), 6C/12T, 5 GHz Turbo, unlocked.
8コア/16スレッドモデルなのか8086アニバーサリーモデルなのか、Intelの隠し玉となる新CPUの登場に期待が集まっています。
・関連記事
Intelが「第8世代Coreプロセッサー」を発表、同一世代で3バージョンあり混乱は必至 - GIGAZINE
Intelが第9世代Coreプロセッサー「Ice Lake」を正式登録、前倒し投入されるCPUの内容は? - GIGAZINE
6コアのノートPC向け「Core i9」をIntelが発表、新ブランド「Core i+」も登場 - GIGAZINE
「Zen+」ことRyzen 2000シリーズのスライドがリークしてスペック・価格・発売日が明らかに - GIGAZINE
Intelの新ハイエンドCPU「Skylake-X」はグリスバーガー状態による爆熱問題を抱えていると判明 - GIGAZINE
・関連コンテンツ