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GitHub生誕10周年、これまでの功績を振り返るとこんな感じ


ソフトウェア開発プロジェクトをGitで管理・公開する共有ウェブサービスのGitHubが、生誕10周年を迎えました。ソフトウェアのリポジトリとして不動の地位を築いたGitHubのこれまでの歩みをGitHub自身が振り返っています。

Thank you for making 10 years of GitHub possible · GitHub
https://github.com/ten

◆2008年
2008年4月にベータ版の開発が完了し、2008年4月10日にGitHubが正式にサービス開始になりました。Apache SubversionからGitHubへ移行したRailsが、記念すべき最初の大規模オープンソースプロジェクトだったとのこと。


◆2009年
仮想通貨Bitcoin(ビットコイン)が2009年に発明されました。なお、ビットコインは2010年にGitHubに登録されると1万8000以上のフォークが生まれ、GitHub上に何千ものブロックチェーンプロジェクトが誕生することになりました。また、Node.jsの誕生も2009年で、JavaScriptの使い方に根本的な変化を与えたとのこと。


◆2010年
女性プログラマーのコミュニティRails Girlsが、2010年11月26日にフィンランド・ヘルシンキで最初のイベントを開催しました。Google Summer of CodeOutreachyなどと肩を並べるようにRails Girlsが開催したSummer of Codeは、ソフトウェア業界に大きなインパクトを与えたとGitHubは述べています。


◆2011年
GitHubと連携できる継続的インテグレーション(CI)ツール「Travis CI」が2011年1月1日にリリースされました。JenkinsCircleCIなども同時期に誕生するなど、2011年はCIやソフトウェア全体にとって重要な年になったとのこと。


なお、GitHubでの人気CIツールについては以下のページで確認できます。

GitHub welcomes all CI tools | The GitHub Blog
https://blog.github.com/2017-11-07-github-welcomes-all-ci-tools/

◆2012年
2012年にJavaScriptが、Ruby、Java、Pythonを上回ってGitHubで最も人気のあるプログラミング言語になりました。これは2018年まで変わっていません。


◆2013年
2013年1月16日にGitHubコミュニティーはユーザー数が300万人に到達。2013年後半にProject Open Dataなどを含む1000万件のリポジトリが作成されたとのこと。


◆2014年
2014年6月9日にコンテナベースアプリを仮想化するDocker 1.0がリリースされました。7月21日にはDjango Girlsがドイツ・ベルリンでEuroPython 2014を開催し、女性のための4年間にわたるトレーニングサポートを開始しました。


2014年10月23日にMicrosoftがOpen Sourceプログラムを開始し、.NET Frameworkなどがオープンソース化されました。Microsoftの何千人ものエンジニアはGitHubで積極的にソフトウェアの公開しており、大企業がソフトウェアを構築する方法を変えたとGitHubは述べ、その貢献をたたえています。


◆2015年
Epic GamesはUnreal Engine 4のソースコードを公開し、ゲーム開発者と創造的なビジョンを共有することになったとGitHubは述べています。オープン化の取り組みによって最新リリースはバグ修正からGit統合までコミュニティのサポートを受けることに成功しているとのこと。その後も、PhaserGodot Engineなどのプロジェクトが登場し、インディーズゲーム作りの方法が共有されています。


2015年9月22日に「GitHub Classroom」がスタートし、学校でスターターコードを配布したり課題を収集したりできるようになりました。GitHub Classroomの登場により、edXUdacityなどの大規模なオープンオンラインコースが誕生するなど、ソフトウェア開発を学ぶための多くの方法が作り出されました。


◆2016年
1969年に月面着陸したアポロ11号のソースコードがGitHubに登場。プログラムにイースターエッグなどが含まれているのが見つかり、1960年代のプログラマーのユーモアのセンスが見直されたとのこと。この他にもNASAは何百ものオープンソースプロジェクトを保管し、SpaceXがGitHubで公開されたツールを活用して宇宙へロケットを打ち出すなど、宇宙開発にもGitHubは貢献しています。


◆2017年
2015年以来、GitHubで3番目の人気になったプログラミング言語のPythonの開発チームは2016年にGitHubに環境を移行させ、2017年にGitHubで初めて「pull request」機能をオープンしました。また、Googleの機械学習ライブラリTensorFlowは2015年の公開以来、GitHubで最もフォークされたプロジェクトの一つになりました。


2017年5月に非営利団体や非政府組織のアカウント登録が3万件を突破。 Wildlife Conservation Societyはソフトウェアを活用して珊瑚保全活動を行うなど、目覚ましい成果を上げています。


◆2018年
2018年4月10日、GitHubはサービス開始から10年を迎え、7000万人の開発者と8000万件を超えるプロジェクトを抱えるまでに成長しました。

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