レビュー

最大30W給電可能なPower Delivery対応USB Type-Cポート搭載の卓上USB急速充電器「Anker PowerPort I PD with 1PD&4PIQ」レビュー


2018年3月14日(水)から、最新の急速充電規格「Power Delivery」に対応し、計60Wの給電が可能な卓上USB急速充電器「Anker PowerPort I PD with 1PD&4PIQ」がAnkerから登場します。USB Type-Cポートを1つ搭載していて、MacBookやスマートフォンへ最大30Wで充電が可能というモデルを一足早くゲットできたので、実際に触ってみました。

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Anker PowerPort I PD with 1PD&4PIQの外箱はこんな感じ。


箱を開けて中身を出してみたところ。本体・説明書・サポートの連絡先・ACケーブル・コードを束ねるバンド・充電器を固定するための両面テープが同梱されていました。


PowerPort I PDの本体を手にとってみたところ。本体には「ANKER」とロゴが刻まれています。本体の重さは213グラムとのことで、片手で持っていても特に重すぎるということはありません。マット加工された黒い表面はわずかにざらついた感触です。


大きさも片手に乗る程度で、机の上でもそれほど邪魔にならないためか、コンパクトな大きさになっています。長辺143.6mm・厚さ7.7mmのiPhone Xと並べてみると、その大きさがよく分かります。


本体の側面には、USB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが4つ配置されていました。


反対側の側面には、ACケーブルの差込口が配置されています。


本体の裏には品番や入力・出力の電流・電圧、CEマークなどが表記されていました。


ACケーブルの長さは約130センチメートルほどでした。


実際に使ってみます。まずはUSB Type-Cポートを搭載したNexus 6Pをつないでみたところ、USB Power Deliveryが機能し、画面には「急速充電中」と表示されました。


Nexus 6Pと充電器の間にUSB Type-C電圧・電流チェッカーをつなぎ、電圧と電流を測定してみたところ、電圧は約5.0V、電流は約1Aを記録しました。


Nexus 6Pのバッテリーは0%になっていたのですが、充電を開始してから1時間38分で100%に到達しました。


MacBookをType-Cポートにつなげば、Power Delivery機能により最大30Wまで出力可能とのことだったので、MacBookのRetina 12インチ・2015年モデルを接続・計測してみました。


バッテリー残量は51%でつないだところ、電圧は約20V、電流は1.4A前後となっていて、出ている出力は20V×1.4A=28Wと、確かに最大出力に近い数字が記録されています。


今度は4つ搭載されているUSB Type-Aポートから、Nexus 6とiPhone Xを充電してみました。5V・最大2.4Aという出力の4ポートにはPowerIQという機能が搭載されていて、接続しているデバイスに最適な電流を供給するとのこと。まずはNexus 6のみを接続し、USB簡易電圧・電流チェッカーを用いて電圧と電流をチェックしたところが以下の画像です。電圧が約5.2V、電流が約1.4Aと計測できました。出力は5.2V×1.4A=約7.3Wといったところ。


今度はiPhone Xのみを接続して、電圧・電流をチェック。電圧は約5.2V、電流は約1.7Aと計測できました。出力は5.2V×1.7A=約8.8Wと、Nexus 6より少し高い出力になっています。


さらに、同時にNexus 6とiPhone Xを接続した場合の各出力を計測してみました。


同時に充電しながら、Nexus 6のUSBに電圧・電流チェッカーをつけて計測してみたところ、電圧は約5.2V、電流は約1.4Aとなっていて、単体で充電している場合と比べても出力は落ちていませんでした。


バッテリー残量14%だったNexus 6は、2時間17分で100%まで充電ができていました。


iPhone Xの計測結果も電圧が約5.2V、電流が約1.8Aと、単体で充電した時と出力はほとんど変わっていませんでした。


13%だったiPhone Xはおよそ1時間40分ほどで91%まで充電できました。


Anker PowerPort I PD with 1PD&4PIQを実際に使ってみると、3種類の端末をわずか2時間足らずでバッテリー残量を9割以上まで充電でき、確かに急速充電ができていました。またMacBookがサポートする急速充電機能「Power Delivery」に対応するのもうれしいポイントです。さらに、4ポートで合計最大30W、5ポートで合計最大60Wまで出力が可能ということで、実際に複数のスマートフォンを同時に充電しても、変に出力が落ちるといったことはなく、問題なく充電できました。

また、コンパクトなサイズで重さも控えめで携帯性に優れているといった印象。そのため、旅行先の宿で友人と同時にスマートフォンを充電するといった使い道も期待できます。ただし、本体形状が丸みを帯びた直方体となっていて、そのまま机に立てておくのは少し難しいため、実際に卓上に配置する場合は寝かせて置くか、もしくは付属の両面テープで固定するのがよさげです。


Anker PowerPort I PD with 1PD&4PIQは税込3499円で、2018年3月14日(水)より一部家電量販店で入手できます。また、以下のAmazon.co.jpのページからでも入手が可能です。

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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