なめらかに動くロボットアームが幾何学模様のアートを鮮やかに描き出すタイムラプスムービー
フロリダに住む芸術家のジェイムズ・ノーラン・ガンディーさんは、自作のロボットアームを使った芸術活動を展開しています。実際にガンディーさんの作ったロボットアームが滑らかに動いて幾何学模様のアートを見事に描き出す模様は、以下のInstagramに公開されているムービーで見ることができます。
これはタイムラプスで撮影されたムービーで、実際の動きよりもずっと速いスピードで描かれています。ロボットアームの動くスピードにカメラのシャッタースピードをうまく調整して合わせることで、ロボットアームが滑らかに動いているようなタイムラプスムービーが撮影できたとのこと。本当はどれぐらいの速さで描かれるのかは、Instagramに投稿されている以下のムービーを見るとよく分かります。
ガンディーさんの作ったロボットアームの全体像は以下のような感じ。ロボットアームはコンピュータを用いるような複雑な仕組みではなく、モーターと複数のプーリーによって動きが形成されています。さらにキャンパスを固定した円盤もゆっくりと回転するため、円と曲線を基調とした不思議な幾何学アートが作られるというわけです。
アートに見られる緻密で正確な動きはやはり機械ならではのもの。ロボットアームを用いて描いたアートは以下のような曲線が折り重なった幾何学的な模様となっていて、多くの作品がガンディーさんのInstagramアカウントで公開されています。
上記のロボットアームは電動のものですが、ガンディーさんは振り子の揺れをペンとキャンパスの動きに変換してアートを描くドローイングマシンも開発しています。
なお、ロボットアームが描き出したアートの一部はガンディーさんの公式サイトで30ドル(約3300円)から販売されていますが、配送はアメリカ国内のみとなっています。
Drawings For Sale — James Nolan Gandy
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