ウェブブラウザ「Opera 50」にビットコインマイニングを許可しない機能が登場


2017年9月に人気サイトがアクセス数の多さを利用し閲覧者のCPUパワーで仮想通貨をマイニングする仕組みを導入し話題となりましたが、その後、ウェブサイト訪問者のPCリソースを秘密裏に借り受けてブラウザを閉じても仮想通貨をマイニングし続ける手法などが見つかり問題視されていました。こういった状況を受け、ウェブブラウザ「Opera」の最新版となるバージョン50ではビットコイン(Bitcoin)マイニング保護機能が搭載されることが発表されました。

Opera 50 Beta RC with Cryptocurrency Mining Protection - Opera Desktop
http://blogs.opera.com/desktop/2017/12/opera-50-beta-rc-cryptocurrency-mining-protection/

Opera 50 web browser will offer anti-Bitcoin cryptocurrency mining feature
https://betanews.com/2017/12/25/opera-50-bitcoin-cryptocurrency-mining/

ユーザーの許可なくPCのリソースを借り受けてビットコインなどの仮想通貨をマイニングするウェブサイトが複数存在しており、こういったサイトを訪問するとPCやスマートフォンなどの端末は知らないうちにCPU使用率が100%になり、ファンが狂ったように回転し、バッテリーが通常時よりも素早く減っていきます。

ウェブサイトに仕込まれている仮想通貨マイニングスクリプトではないものの、マルウェアに感染したスマートフォンが仮想通貨のマイニングを実行しすぎてバッテリーが膨張してしまったという事例もあり、仮想通貨マイニングによる負荷は想像以上に大きなものであることがわかります。

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そんな仮想通貨マイニングから端末を保護するためにOpera 50に搭載される予定の機能が「NoCoin」です。Operaの組み込み式広告ブロック機構のルールを更新し、デバイスのコンピューティング能力を過剰に使う仮想通貨マイニングスクリプトを排除するように設定したとのこと。NoCoinはOperaの広告ブロック機能を有効にするだけで自動で仮想通貨のマイニングスクリプトを埋め込んだウェブサイトがユーザーのコンピューターリソースを不正に使用しようとすることを防いでくれます。

仮想通貨マイニングスクリプトが埋め込まれたウェブサイトにNoCoinを有効にしている状態と無効にしている状態で訪問した場合のCPU使用率の違いを示しているのが以下のグラフ。NoCoinを無効にしているとウェブサイトにアクセスした瞬間から一気にCPU使用率が100%に跳ね上がり、明らかに負荷がかかっていることがわかりますが、NoCoinを有効化することでCPU使用率はほぼゼロの状態に収まっています。


なお、NoCoinの有効・無効設定は設定画面の広告ブロック機能の下に表示され、広告ブロック機能とは別に有効・無効の設定が可能です。

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in ソフトウェア,   セキュリティ, Posted by logu_ii