自分でプログラムできるArduino/Scratch互換のスマートウォッチ「watchX」
スケジュール管理やヘルスケアなど多用途に使えるスマートウォッチですが、自分に必要なアプリが登場するのを待つ必要があります。しかし、Arduinoベースのスマートウォッチプラットフォーム「watchX」では、自分が欲しい機能があるならば、それを開発してスマートウォッチに搭載することが可能です。
watchX - Wearable Development Platform - YouTube
自分だけのスマートウォッチを開発しようとすれば、ブレッドボード・各種センサー・煩雑なケーブルを小さくまとめる難しさと、何よりも古びた開発プラットフォームしかない状況など、悩みはつきないはず。
そんな自分だけのスマートウォッチを作りたいというメイカーのために開発されたのが、自分でプログラミングできるスマートウォッチ「watchX」です。
watchXは1.3インチ(128×64ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載するウェアラブル端末。
Arduino互換なので、Arduino IDEを使って自分でプログラムすることが可能です。
通常の時計機能だけでなく、Bluetooth接続、加速度計、圧力計、ブザーなどスマートウォッチに必要な機能を完備しています。
watchXのプログラミングは、USBケーブルを使ってPCと接続すればOK。
Scratch互換があるためGUIを使ったプログラミングが可能。
子どもたちは、自分のために自分用のスマートウォッチプログラムを作る過程で、プログラミングや工業デザインなどを学ぶことができます。
フィットネス用途はもちろん……
トレーニングにもOK。
フリークライミングをするなら、高度計を使ったプログラムを書けばいいのです。
watchXにはケースが付属しません。
しかし、専用ケース向けの3Dデータが提供されるので……
3Dプリンターを使って、自分で出力できます。
腕時計にせずとも、ストップウォッチやアラーム用にしてもOK。普通の時計として使うことももちろん可能です。
デフォルトでゲームモードを搭載しているのでいるので……
レースゲームや……
「ブロックくずし」をプレイできます。もちろん、自作のゲームをインストールして楽しむこともOKです。
watchX開発者のムスタファさんとエネスさん。watchXは若い技術者のために作られた端末で、インダストリアルデザインを学ぶツールとしても開発されているとのこと。
Scratchでプログラムを開発できるwatchXですが、Atmel Studioを使ってコードをコンパイルすることも可能。
低レベルのコードとライブラリが提供される予定で、上級ユーザーでもプログラムを楽しめます。
自分でコードを書いてプログラム可能なウェアラブル端末プラットフォーム「watchX」は、量産化を目指してクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を募集中。
watchX - Wearable Development Platform | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/watchx-wearable-development-platform-arduino/
記事作成時点では、watchXプロジェクトへの出資では、watchXキット×1とシリコンバンド付きの「Early Bird」パックが69ドル(約7600円)、日本への送料は12ドル(約1300円)でゲット可能。2018年2月第1週の発送が予定されています。
watchXプロジェクトへの出資期限は2017年10月11日までとなっています。
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