ハードウェア

16TBのハードディスクが2018年に登場


HDD大手のSeagateが、「18カ月以内に容量16TBのHDDをリリース予定」と決算報告書で明らかにしました。

Seagate's roadmap includes 14TB, 16TB hard drives within 18 months | CIO
http://www.cio.com/article/3161799/storage/seagates-roadmap-includes-14tb-16tb-hard-drives-within-18-months.html

Seagateのステファン・ラックゾCEOは、18カ月以内に14TBと16TBの大容量のHDDを出荷する予定であると明かしました。なお、いずれのHDDも複数のHDDを連結させたモデルではなく、単一ケースからなる一般的な市販モデルであるとのこと。なお、Seagateは2020年までに容量20TBのHDDの市販化をロードマップに組み込んでいます。

ラックゾCEOによると、現在、ヘリウム充填技術を使って容量12TBのHDDが試験されているところで、試験経過は良好とのこと。順調にいけば2018年にはHDDの最大容量は16TBに拡大することになりそうです。すでにSeagateは10TBモデル「ST10000VN0004」を市販しており、価格はAmazon.co.jpで約5万円。2018年に登場する16TBモデルも約5万円の価格帯になることが期待できます。


ちなみに、すでにSSDは容量60TBモデルをSeagateが発表済みなので、単純な大容量化競争ではHDDはすでにSSDに完敗しています。なお、2018年まで待ってられないという人は、Samsungの15.36TBのSSD「PM1633a」が販売されているので、値段を気にしなければこちらを使うのも手かも……。

・つづき
16TBの大容量HDDを実現する「HAMR」の実用性をSeagateが確認、製品化へ - GIGAZINE



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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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