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「四畳半神話大系」「ピンポン」の湯浅政明監督の初オリジナル新作映画「夜明け告げるルーのうた」公開決定


「マインド・ゲーム」「ケモノヅメ」「カイバ」「四畳半神話大系」「ピンポン THE ANIMATION」などで知られる湯浅政明監督の、初の完全オリジナル劇場向け新作である「夜明け告げるルーのうた」が2017年5月19日に公開されることが明らかになりました。

湯浅監督の作品としては、森見登美彦原作の「夜は短し歩けよ乙女」が2017年4月7日に公開されることになっていて、2カ月連続での映画公開となります。

夜明け告げるルーのうた 公式サイト
http://lunouta.com/

PVも解禁となっていて、湯浅監督作品らしく、めちゃくちゃ楽しそうにキャラクターが動き回っている様子が確認できます。

『夜明け告げるルーのうた』PV① - YouTube


湯浅監督は大学卒業後、アニメーション制作会社・亜細亜堂でテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の本編原画や初代オープニング「ゆめいっぱい」、初代エンディング「おどるポンポコリン」の作画を担当。フリー転身後は「クレヨンしんちゃん」のテレビシリーズや劇場版で活躍。映画では2004年公開の「マインド・ゲーム」で初監督を務め、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。


2010年には森見登美彦の原作を巧みにアニメ化した「四畳半神話大系」を監督。同作はテレビアニメでは初めて文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞し、湯浅監督としては2度目の受賞となりました。この「四畳半神話大系」と同じ森見登美彦原作による「夜は短し歩けよ乙女」が、2017年4月7日に劇場公開されることが決まっています。

その翌月、2017年5月19日に公開されることになる「夜明け告げるルーのうた」のあらすじは以下のような感じ。

寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。
ある日、クラスメイトの国男と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。
しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?


タイトルロールである人魚の少女・ルー。演じるのはテレビ、映画、舞台と幅広く活躍し、「君の名は。」ではヒロイン・三葉の妹である四葉を演じた谷花音さん。


ルーと出会う中学生の少年・カイ。演じるのは映画「くちびるに歌を」で合唱部の新人・サトル役の下田翔大さん。


迫力あるルーのパパ。演じるのは柔道家でバラエティ番組でも活躍している篠原信一さん。


下田さん、谷さん、篠原さん。


それぞれのコメントは以下の通り。

谷花音:
私が演じた人魚・ルーは、天真爛漫で、歌とダンスが大好きなキャラクターです。友達と一緒に力をあわせて、海の仲間を助ける友情もありますし、ルーをはじめ、かわいい海の仲間たちがたくさん登場しますので、ぜひ見てください!

下田翔大:
僕が演じたカイは、思春期特有の恥ずかしさによって“本当の気持ち”を素直に伝えることができない中学生です。もやもやした気持ちがとても繊細に表現されていて、きっと共感していただけると思います。そんなカイが、歌によって心を開いていく姿をぜひ見ていただきたいです!

篠原信一:
この映画は、やはり親子愛ですね。実の娘を思う気持ち、ルーを思う気持ちで、そのまま演じました!花音ちゃん、下田君のふたりは本当に上手ですね!ふたりがそのまま映画のキャラクターになったようで、ぴったり!私もパパ役として楽しく参加させてもらいました。

これまでの作品でも発揮されてきた湯浅監督の作画・演出が、オリジナル作品でどのように発揮されるのか、目が離せません。

◆作品情報
・キャスト
ルー:谷花音
カイ:下田翔大
ルーのパパ:篠原信一
じいさん:柄本明
国夫:斉藤壮馬
遊歩:寿美菜子
江曽島:大悟(千鳥)
髭の漁師:ノブ(千鳥)

・スタッフ
監督:湯浅政明
脚本:吉田玲子、湯浅政明
音楽:村松崇継
主題歌:斉藤和義「歌うたいのバラッド」(SPEEDSTAR RECORDS)

キャラクターデザイン原案:ねむようこ
キャラクターデザイン・作画監督:伊東伸高
美術監督:大野広司
フラッシュアニメーション:アベル・ゴンゴラ、ホアンマヌエル・ラグナ
撮影監督:バテイスト・ペロン

劇中曲・編曲:櫻井真一
音響監督:木村絵理子

制作プロデューサー:チェ・ウニョン
アニメーション制作:サイエンスSARU

製作:清水賢治、大田圭二、湯浅政明、荒井昭博
チーフプロデューサー:山本幸治
プロデューサー:岡安由夏、伊藤隼之介
企画協力:ツインエンジン

制作:フジテレビジョン、東宝、サイエンスSARU、BSフジ
配給:東宝映像事業部
©2017ルー製作委員会
107分/ビスタサイズ/ドルビーサラウンド5.1ch

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in 動画,   映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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