「だまし絵」のような構造物を現実に作り出す方法を公開した「Impossible or illusion??」
エッシャーのだまし絵のように、現実ではあり得ないような構造物を絵画で表現したり、パズルゲームにしてしまうことはこれまでも見られましたが、構造物を現実に作ってしまう方法をYouTubeで公開する人が現れました。
Impossible or illusion?? - YouTube
男性の隣に置かれているオブジェクトをよく見てみると、木枠のような平べったい構造にもかかわらず、左右の木片が前後に置かれているように見えます。現実にはあり得ない構造ですが、実際にこのようなオブジェクトは手作業で作成可能。
まずは木片を切っていくところから。
きっちりと長さなどを測りつつ、4つの直方体を作っていきます。
接着剤をかけて……
2つの木片の長辺を接着し、重りでしっかり固定。
さらに木片をカット。
何をどこに接着するかは測定して細かく位置を決めておきます。
接着剤をつけて……
さらに固定。
こんな感じで、いくつかの木片が入れ子になっているかのような構造を作り出していきます。
実際には木片が木片を貫通することはなく、ただ接着剤でくっつけているだけ。
色を塗れば……
完成。横並びのはずの2つの木片が、前後に並んでいるようにも見える不思議なオブジェクトです。
しかし、カメラの位置を変えると……
実際は、左側の木片から、別の木片が前方向に伸びているというもの。ナナメに切断することで、ある一定の角度から見た時に、横側にある木片と接着しているように見えるわけです。
「現実にはあり得ない」と思われる構造物でも目の錯覚を利用すれば、手作業で作成することが可能。画像では少しわかりにくいですが、実際にムービーを見れば材料をそろえて自分で作ってみることもできそうです。
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