200万円もする飛行機のファーストクラスはどんな世界なのか？

誰でも1度は「飛行機のファーストクラスで旅行すること」を夢見たことがあるはず。近年はビジネスクラスが安くなり、装備も充実してきたことからファーストクラスの優位性が薄れてきたとも言われていますが、やはりそこには埋めることのできない大きな隔たりが残されているようです。あるYouTuberがエミレーツ航空のニューヨーク＝ドバイ往復便を利用したところ、なんと帰りの便がファーストクラスにアップグレードされたそうです。

THE $21,000 FIRST CLASS AIRPLANE SEAT - YouTube


「飛行機の座席でこんなクールなものを見たことがない」と、電動で開閉する座席ドアを動かすYouTuberのCaseyNeistat(ケイシー)さん。飛行機のファーストクラスでは近年、このように座席と通路を壁で仕切って個室にしてしまう航空会社が増えています。

ケイシーさんはラッキーにも、ドバイからニューヨークへの便で予約していたビジネスクラスから、ファーストクラスへのアップグレードを受けることができたとのこと。気になって調べてみると、なんと同じ区間のファーストクラスの運賃は2万1635ドル30セントとのことで、日本円に換算するとなんと約217万円。

「これは俺の人生の中でも、すごすぎることの1つだ」とチケットを見せるケイシーさんですが、興奮しすぎて上下がさかさまに。

「おお……」とシートの感触を確かめるケイシーさん

座席にはカゴに入ったお菓子類や……

最近はホテルでもあまり見ないレターセットが入ったボックスもあります。

テーブルの上のフタを開けると……

フタの裏は鏡になっていて、お化粧直しをするのにも最適。

保湿クリームなども登場

足元はこのひろびろ感

ボタンを押すだけで……

窓のシェードが電動で降ります。この映像でもわかるように、ファーストクラスは窓3つ～4つ分のスペースを1人で占有するのだから、快適になって当然。そしてもちろん運賃も高くなって当然。

20インチぐらいありそうな大きなテレビに加えて……

小さなスクリーンも装備。

エコノミー席で映画などを見るために使われるディスプレイのようなこれは、ディスプレイ本体ではなくリモコンです。

サイドテーブルをポチっとやると……

お酒などが用意された自分専用のミニバーが登場。わざわざCAさんに注文しなくても、いつでもお酒を楽しめるというわけです。

機内食のメニューも豪華そのもの

一体何種類の料理が用意されているのか……。すごいのは、いわゆる「お食事の時間」は決まっておらず、ファーストクラスの乗客はいつでも好きなタイミングで料理をオーダーできてしまうということ。

ということで、ケイシーさんは前菜のキャビアを注文。

どこかのレストランに見えますが、機内です。

機内アメニティはしっかりしたバッグで提供

シェービングクリームやデオドラントなどのグッズが入っている模様です。

スリッパ。よく見ると底が厚く、いかにも履き心地の良さそうな様子。

アイマスクと……

なんと、パジャマもアメニティに入っているとのこと。

座席はフルフラットになり、寝るときにはベッドに変形。CAさんがベッドメイキングをしてくれます。

「チョー快適……」と横になるケイシーさん。何度も言いますが、これは飛行機の機内です。

目を覚まし、待ちに待った瞬間が訪れたケイシーさん。エミレーツ航空のファーストクラスに用意された、「機内シャワー」を堪能する時間がやってきました。

シャワールームはこの広さ。

シャワーは予約制で、1人30分の枠が設定されています。そのうち、シャワーが出るのは5分間とのこと。

アメニティの数々も、もはや上級ホテルといった趣き。

シャワーのドアを開けると……

そこには一人分のシャワースペース

ボタンをポチッとすると……

シャワーが出てきました。これも機内の出来事です。

「夢がかなったぜ！」とサムアップのケイシーさん。

残り時間はこのようなメーターで示されている模様。

シャワー上がりのケイシーさん。「うちのシャワールームより広い！」と言っていたのが印象的。

無事にニューヨークに着き、飛行機を降りるケイシーさん。「飛行機の旅行の辛い部分がまったくない新しい体験だった」と振り返っています。

語っている中で、ヘリコプターが登場するのが気になるところ。ひょっとしたら、空港から市街地まで送迎してくれるヘリサービスを利用することも含まれているのかも。