「君の名は。」を予告編映像だけでホラー風味にするとこうなる
日本のアニメ映画としては宮崎駿監督作品以外で初めて興行収入が100億円を突破した「君の名は。」。本編は恋愛と謎解き要素に重きが置かれていますが、その予告編を編集して、ホラー映画風に仕上げた人が現れました。
もしも「君の名は。」がホラー映画だったら!? - ニコニコ動画:GINZA
制作者のNobu【北の打ち師達】さんによると、映像は予告編をつなぎ合わせて制作したもので「ネタバレはないはず」とのこと。
映像は美しい彗星を見上げる少女・三葉の姿から始まります。
朝、飛び起きると……
ノートにはまったく見知らぬ落書きが。この流れは予告編ではコミカルに「どうして!?」という感じでしたが、加工された男の声で「ずっと何かを探している」とモノローグが入るため、ストーカーに追われているかのような雰囲気に。
髪を解いて放たれた紐。
その先を掴むのは……
はっと目覚めた少年・瀧。
泣きながら走る三葉
光がまるで十字のような筋を作る中で、手を差し出す瀧。
月夜の建設現場
カラフルな光をまとって落ちてくる隕石
瀧とは反対の手を差し出している三葉。「このままだと、みんな死ぬ」というセリフは、何かが襲ってきそうな恐怖感をあおります。
人混みで何かを探すような瀧
振り返る三葉
涙を流す瀧。老女の「あんた今、夢を見とるな?」という言葉は何を意味するのか?
闇に包まれていく町
瞳に映る隕石
ノートに殴り書きされた「お前は誰だ?」
「君の前前前世から僕は」
髪を編む三葉
「君を探しはじめたよ」、とこれはオリジナル版でメインテーマのように使われているRADWIMPSの「前前前世」の歌詞で、強い絆を感じさせる歌なのですが、この映像では不気味なナレーションが重なってきて、不安を感じます。
腕に書かれた「うぬぼれるな!!」
布団から起き上がった三葉
同じく、起き上がった瀧。
障子の隙間が非常に気になります。
美しい星空
雨の中を走ってくる足
どこかへ落ちていくような瀧
「お姉ちゃん、変やよ」と心配する妹
電話は繋がらなかったのか、浮かない表情。
「お前が世界のどこにいても」
驚いたような表情の瀧
「必ず逢いに行く」
鏡をのぞき込み、「違う。夢じゃなかった」
爆発
髪を結びながら涙を流す三葉
……と、かの大ヒット作品が何者かに追われている2人のお話のようになってしまいました。「前前前世」の歌詞が表示されるところ以外は、すべて予告編に登場カット。ここまでおどろおどろしい雰囲気になるとは。
ちなみにこの制作者、「木村拓哉タイムリープ説」実写化映像を作った人だそうです。
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