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紙で指が切れるのはまだまだ序の口、なんとペラペラの紙で木の板を切断する驚きのムービー


学校で使ってるノートの紙やプリント用紙で指が「スパッ」と切れてしまうという、見た目以上に痛い体験をしたことがある人も多いと思いますが、紙の持つ力はそんなものにはとどまらないようです。YouTubeに投稿されているムービーでは、紙を切り抜いて回転のこぎりのように使うことで、なんと木の板までをも切断してしまうという驚きの光景が収められています。

Can Paper Cut Wood? - YouTube


このムービーで用いられているのは、どうやら正真正銘の紙。コピー用紙らしき紙にコンパスで円を書き……


中心をカッターで切り抜き。


そしてハサミで周囲を切り取って円盤状に。


続いて、木材を切断する工具「丸のこ盤」に据え付けられていた鉄製の丸ノコを取り外します。ギラリと光る鈍い輝きと、容赦なさそうな周囲の刃がいかにも「切れそう」感をかもし出していますが……


取り付けたのは、紙。明らかにペラペラで、こんなもので木が切れるなどとは到底信じられないわけです。


丸ノコと同じように、ワッシャとナットでガッチリ固定。


そして、細い穴が開いた天板をセットすれば準備完了。この時、実際に指で触っているのですが、その柔らかさは明らかに「ただの紙」。


丸のこ盤のスイッチを入れ、紙ノコが高速回転を始めました。手始めに、同じようなコピー用紙を近づけると……


なんと刃が入り始めます。


驚くほどグイグイと切れるコピー用紙。紙ノコの強度が不足するのか、切れ口は真っすぐにはなっていませんが、それでも実際に紙が切れています。


ボール紙でできたこのボックスも切断可能。驚くほどスムーズに切れ目が入っていく様子は衝撃ですらあります。


そして真打ち登場、木の棒の登場です。厚さ1ミリ程度の薄くて軽そうな木材が使われています。


刃を当てると……


ゆっくりではありますが、なんと木が切れていくではありませんか……


スパンと切断完了。


見事な切れ目。少し黒ずんでいるのは、紙との摩擦で熱が発生したということなのかも。


これだけでもすごいのに、ムービーでは何と厚さ1センチはありそうな木の棒にも挑戦。これはいくら何でも無理でしょ、と思っていると……。


なんと、するすると木が切れていくではありませんか。どうやら数倍速で再生しているようですが、「ウソだろ……」と我が目を疑っていると……


やっぱり無理でした。「ブルァァァァン!」という音とともに、紙ノコ刃がクシャクシャに折れてしまいました。しかし、やっぱり本当に紙が使われていたようで、さらに驚き。


切り口をポキンと折って見てみると、先ほどの木材と同じく断面が茶色く焼けていることがわかります。紙の力は意外とあなどれないことがよくわかるムービーでした。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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