タルトなのにスルメイカやトマトがのった「What a Tart!」試食レビュー
野菜・肉・魚などを使った甘くないタルトの専門店が「What a Tart!」です。タルトというと、ケーキ屋さんに並んでいるような甘い食べ物を想像してしまいますが、What a Tart!では「食事」としてのタルトが食べられるとのことなので、実際にお店に行ってみました。
What a Tart! - SAVORY TART SHOP / TOKYO
http://whatatart.jp/
What a Tart!の住所は「東京都渋谷区神宮前5丁目51-1」。レストランバー&結婚式場の「クラシカ表参道」の1階にあります。
結婚式場とあって、お店は外から見てもオシャレな雰囲気。
店内に入ってみると、ムーディーな音楽がかかっている大人の雰囲気でした。
タルトはレジの隣のディスプレイで実物を見ることができます。17時すぎにお店に到着したところ、既に売り切れている商品も多かったです。
注文後しばらくすると、銀色のプレートに載せられてタルトが到着。
今回注文したのは、「ローステッドトマト」「焼きスルメイカ、パプリカ&黒米サラダ」「クラブケーキ」の3種類。いずれもほんのり温められた状態で提供されました。
iPhone SEと比較したサイズはこのくらい。手で掴めそうな大きさです。
フォークでカットして食べようとしたところ、タルト生地がやや硬く、力任せにフォークを入れるとタルト全体が崩壊するような気がしたので……
がしっと手で持って食べてみます。
ローステッドトマトは「タルト」という文字を頭に入れてかじると、予想を裏切られすぎて驚くほどの野菜寄りの味わい。熱が加えられているため、プチトマトは甘酸っぱく濃厚で、ローズマリーの香りがふわりと口の中に広がります。中に入っているペーストはひよこ豆のペースト「フムス」とアボカドを合わせたもので、タルト生地にもルッコラが練り込まれており、見た目はスイーツのようでしたが味にスイーツの要素は全くありません。お菓子としての「タルト」にはクッキー生地が使われていますが、これはどちらかというとビスケットのような、ポリポリした食感の生地でした。
続いて、「焼きスルメイカ、パプリカ&黒米サラダ」。真っ黒な生地には竹炭が練り込まれているとのこと。
中には黒米が詰められています。
黒米の上に載っているのはパプリカをカレー風に炒めたもので、かなりスパイシーなのですが、同時にしっかりと炒められたパプリカや玉ネギの甘みもあります。スルメイカは香ばしく焼き目がつけられており、黒米はレモンのヴィネグレットソースであえられているのでほのかに酸味もあり、辛さ・酸味・スルメイカの旨みなどが一体化した夏に合う1品になっていました。
最後は「クラブケーキ」。芝生っぽい見た目です。
カットしてみると、緑色のパン粉の下にはカニがたっぷり入っていました。OLD BAY SEASONINGという北米のクラブケーキに使われるシーズニングを使用しているとのことで、カニの旨みが凝縮された、まろやかな味わいが楽しめるクラブケーキですが、豆腐やパクチーも入っており少しエスニックの雰囲気もあります。ビスケットのようなポリポリした生地・パン粉のサクサク感・フワフワのカニと、いろんな食感があるのもグッド。
なお、「ローステッドトマト」「焼きスルメイカ、パプリカ&黒米サラダ」「クラブケーキ」はいずれも1つ550円。このほか、季節限定のメニューなどもあり、カラフルなタルトは見ているだけでも楽しめるので、持ち帰ってお土産にしてもよさそうです。
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