これが元祖「モンブラン」、スポンジもタルト生地もないクリームのみの至福の塊を「アンジェリーナ」で買って食べてみた
栗をふんだんに使ったモンブランは、日本でもなじみ深いケーキ。Wikipediaによると、もともとイタリアの家庭菓子が原型で、1907年創業のパリの老舗カフェ「アンジェリーナ」が看板メニューとして開発・販売しだしたのが始まりとのこと。日本では大阪や東京でアンジェリーナのモンブランが購入できるようになっており、元祖モンブランとはどんなものなのか気になったので買ってみたところ、日本でなじみ深いモンブランとは別物かつ圧倒的存在感の食べ物でした。
Mont-Blanc - Angelina
http://www.angelina-paris.fr/en/the-classics/15-patisserie3.html
ということで、今回はルクア大阪イセタン内にあるアンジェリーナで購入してきました。
これがアンジェリーナのモンブラン。左側が日本オリジナルのモンブランデミサイズ(税抜450円)、右側がフランス本店で扱われているモンブランオリジナル(税抜750円)です。
モンブランデミサイズは日本向けの大きさで、手のひらにちょこんと載るサイズですが……
モンブランオリジナルはがしっと持たないと手のひらからこぼれ落ちてしまいそうなほどの、ケーキにあるまじき巨大さで、アルプス山脈の山に由来して名付けられたのも納得します。
iPhone SEと大きさ比較するとこのくらい。
高さはこのくらいです。
試しに重さを計ってみたところ、ずっしりとした重量の185g。
包み紙をはがしてみると、天空の城が現れたかのようでした。
ナイフでカットしてみると……
中はこんな感じで、ふわふわのクリームを栗のペーストがすっぽり包む形になっていました。日本で売られているモンブランはスポンジが入っていたり、タルト生地が敷かれていたりしますが、見たところひたすらみっちりとクリームが詰まっています。
ぱくりと一口食べてみると、栗のペーストは舌に絡みつくようなねっとり感。「栗」というよりは「マロン」という感じの洋風な味わいで、栗のよい香りが口の中にしっかりと広がります。
中に入っているクリームはむちゃくちゃミルキーで、栗の甘さとクリームの甘さが強烈なのですが……
クリームの下には砂糖とメレンゲの間のような、サクサクしたお菓子が敷いてあり、さらなる甘さを追加しています。
これが横から見た断面。口当たりは軽く、びっくりするほど甘いのですが、栗のペースト・ミルキーなクリーム・さくさくしたお菓子の層の食感・舌触り・風味がそれぞれ全く異なり、しかも見事に融合しているので、いくらでも食べてしまいそうな仕上がりです。コーヒーや紅茶によく合いそうでした。
なお、アンジェリーナには季節のモンブランも存在し、今回は母の日に合わせてイチゴが入ったモンブランを発見したので購入。
栗のペーストが全く違う色合いで、こっちは少し和栗っぽい風味。ミルキーなクリームと甘酸っぱいイチゴの相性も抜群でした。なお、価格は税抜520円となっています。
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