とろとろ卵をごはんやハンバーガーなどあらゆる食べ物にかけられる「エッグヨークソース」の作り方
ごはん・パン・ラーメン・パスタ・うどん・そばなど、さまざまな食材と合うのが卵です。焼いてもゆでても、もちろん生でもおいしい卵ですが、「なぜ卵はおいしいのか?」そして「おいしい卵を何にでもかけられる食べ方」を、食べ物関連のサイエンスムービーを作成しているCook's Scienceが公開しています。
Obsessed with Putting an Egg On It? Use This Runny Egg Yolk Sauce Instead - YouTube
クロワッサンドーナツは……
クロワッサンと……
ドーナツを合わせたかけあわせた食べ物。
ニューヨーカーたちは、このクロワッサンドーナツを食べるために長蛇の列をつくります。このように、「食べ物の流行」は音楽やポップカルチャーの流行のように、爆発的に広がることがあります。
対して、半熟の卵の黄身は、恐らく最も質素な食べ物のひとつ。
カラフルでもなく、調理に手間もかかりません。
生のままでも食べられるのが卵です。
そんなありふれた食べ物であるにも関わらず、「#putaneggonit」という、卵をのせた食べ物の写真等をアップするハッシュタグがあるほど卵は多くの人たちに愛されています。
なぜ卵に人気があるのかというと、それはごはんにも……
パンにも……
ピザ・パスタ・ラーメンにも、あらゆる食べ物とマッチするから。
それでは卵の何がそれほどまでに食べ物をおいしくしてくれるのでしょうか?その秘密は卵の黄身の成分にあります。卵の黄身は水分が50%、タンパク質が16%、脂肪分が34%でできています。脂肪がおいしいことはよく知られていますが、脂肪と水分が一緒になると、よりおいしくなることも卵がおいしい秘密のひとつです。
これは、バターやマヨネーズ、クリームなどを思い浮かべてもよくわかります。これらの食べ物も、卵の黄身と同じく脂肪と水分でできています。
卵の黄身は自然界で生まれる食べ物の中でも、水分と脂肪でできた完璧な食べ物というわけ。
しかし、卵の黄身と白身は構成成分が大きく異なり、凝固する温度もそれぞれ大きく異なります。
そこで、Cook's Scienceは卵の白身と黄身を分けた、完璧な「エッグヨークソース」を考案しています。エッグヨークソースは、卵の黄身だけを塩で味付けし、混ぜただけのもの。
ボトルに入れれば完成です。
使い方は簡単で、あらゆる食べ物にかけるだけ。
数週間の調理テストと何百もの試行錯誤の末、カ氏149度(セ氏65度)で32分加熱することにより、完璧なエッグヨークソースを作ることができると判断したそうです。
トロトロに混ぜた卵の黄身を低温殺菌して……
セ氏65度で32分間、温めます。調理に使っているのはボタンを押して放置するだけで極上料理が完成するという真空調理器「Anova Precision Cooker」のようです。
あとはボトルに詰めて……
いろんな食べ物にかけるだけ。
いつでもどんな食べ物にもとろとろ卵をかけられるという魔法のソースの完成です。
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