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iPhoneがデザインをパクったとして中国で販売停止になる可能性


AppleのiPhone 6およびiPhone 6 Plusが、中国のメーカーのスマートフォンのデザイン特許を侵害しているとして北京市の知的財産当局により販売停止命令が下されました。中国という巨大市場でiPhoneが販売停止処分を受けるとなると、Appleにとって大きな痛手となりそうです。

Apple’s Challenges in China Underlined by Patent Dispute - WSJ
http://www.wsj.com/articles/beijing-regulator-orders-apple-to-stop-sales-of-two-iphone-models-1466166711

Apple might have to stop selling its iPhone 6 and 6 Plus in Beijing | The Verge
http://www.theverge.com/2016/6/17/11963306/apple-iphone-6-plus-beijing-selling-patent-infringement

Report: iPhone 6 infringes on Chinese phone, sales in Beijing could be stopped [Updated] | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2016/06/report-iphone-6-infringes-on-chinese-phone-sales-in-beijing-could-be-stopped/

The Wall Street Journalが報じたところよれば、AppleのiPhoneが中国の携帯電話メーカー・佰利公司のスマートフォン「100C」と外観のデザインが酷似しているとして、北京の知的財産局から販売停止命令が下されたとのこと。販売停止命令が下されたのは北京市内のみで、100Cとデザインが似ていると判断されたのはiPhone 6とiPhone 6 Plusの2機種になります。


佰利公司は2014年12月にAppleをデザイン特許侵害で訴えると発表し、今回は知的財産局が佰利公司の訴えを認め、Appleに販売停止命令を下しました。

これが佰利公司の100Cです。見た目は至って一般的なスマートフォンに見えます。


100Cとデザインが酷似していると指摘されたiPhone 6とiPhone 6 Plus。

By Kārlis Dambrāns

Appleは販売停止命令に対して異議を申し立て、佰利公司と争う姿勢を見せています。Appleは「iPhone 6とiPhone 6 Plus、およびiPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SEの全てのモデルは中国で販売可能な状況です。当社は北京の知的財産当局から先月(5月)に出された行政命令に異議を申し立てました。北京の知的財産裁判所は再審議を行っており、販売停止の行政命令は保留となっている状況です」と説明しました。

Appleにとって中国市場はアメリカに次ぐ2番目に大きな市場であり、再審議の結果次第ではAppleにとって大きな痛手となりそうです。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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