ハードウェア

ソニー製センサーで800万画素と大幅に性能アップしたRaspberry Pi用カメラモジュールが登場


Raspberry Pi専用の新型カメラモジュール「Raspberry Pi Camera Modules v2」が発表されました。新型はソニー製センサー搭載の800万画素カメラで、もはやコンパクトデジタルカメラを自作できるレベルです。

New 8-megapixel camera board on sale at $25 - Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.org/blog/new-8-megapixel-camera-board-sale-25/

2013年にRaspberry Pi用のカメラモジュールは発売されましたが、2014年にカメラセンサー「OmniVision OV5647」が供給終了になったため、Raspberry Pi用カメラモジュールも販売終了になっていました。1年以上のカメラモジュール不在の時期を経て、ついに新型モジュールが登場しました。

これが新型カメラモジュール「Raspberry Pi Camera Modules v2」。ソニー製のCMOSセンサー「IMX219」搭載で800万画素。新型カメラは3280×2464ピクセルの写真や1080p・30fpsのムービーを撮影可能。画質・色再現性・低照度性能を高めるためにRaspberry Pi専用のチューニングが施されており、価格は旧モデルと同じく25ドル(約2800円)です。


ソニー製のセンサーIMX219でどんな映像が撮影できるのかは以下のサンプルムービーで確認できます。

CMOSイメージセンサー『IMX219』機能紹介 Part2 / Sample Moving Images Using the IMX219 (Part 2) - YouTube


さらに、赤外線バージョンも用意されています。


Raspberry Pi Camera Modules v2は、element 14では20.75ポンド(約3300円)で販売中。

Raspberry Pi 3 Boards, Cameras & Enclosures | element14 Community
https://www.element14.com/community/community/raspberry-pi


RS Componentsでは18.99ポンド(約3100円)で販売中です。

Video Modules | RS Components


・追記 2016/05/17 9:45
5ドル(約550円)で販売中の「Raspberry Pi Zero」に、カメラポートを搭載した新しいバージョン「Raspberry Pi Zero v1.3」が登場しました。

Zero grows a camera connector - Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.org/blog/zero-grows-camera-connector/


今回のバージョンアップは多数のユーザーからの要望を受けたもので、新型の「Raspberry Pi Camera Modules v2」といったカメラモジュールをRaspberry Pi Zeroに接続できるようになります。カメラモジュールをポートに接続するには、5.7ドル(約620円)のカメラアダプターを購入する必要があるとのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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