サイエンス

ジャズを自動作曲する人工知能「deepjazz」、AIが作ったジャズはこんな感じ

By Jimmy Baikovicius

プログラマーのJi-Sung Kim氏が36時間のハッカソンで作り上げたという自動ジャズジェネレーターが「deepjazz」です。deepjazzはPython製のディープラーニングライブラリである「Keras」と「Theano」を使用して作り上げられた2層構造の「Long short-term memory(LSTM)」で、MIDIファイル(音源データ)を与えると音楽を学習してオリジナルのジャズを作曲してくれます。

deepjazz: deep learning for jazz
http://deepjazz.io/


「deepjazz」は、Googleの「AlphaGo(アルファ碁)」やIBMの「WATSON」などのような、人工知能(AI)の一種です。Googleのアルファ碁は囲碁を打つ能力に特化したAIですが、deepjazzはその名の通り「ジャズを作曲すること」に特化したAIです。

deepjazzを構築するのに使用されているのは、Pythonで書かれたディープラーニングライブラリのKerasとTheanoで、これらを2層構造のLSTMとすることで自動でジャズ調の楽曲を生成するAIとなっています。なお、LSTMというのはリカレントニューラルネットワークの一種です。

Ji-Sung Kimはdeepjazzを製作する際、エンジニアのEvan Chow氏が作成した機械学習で音楽を作曲する「JazzML」を基にしたそうです。なお、deepjazzのコードはGitHub上で公開されています。

GitHub - jisungk/deepjazz: Deep learning driven jazz generation using Keras & Theano!
https://github.com/jisungk/deepjazz


deepjazzで作曲した音源はSoundCloud上で公開されており、以下のプレイヤーで聴くことが可能です。deepjazzはMIDIファイルを入力すると、その楽曲を基に新たなジャズの楽曲を生成してくれるAIで、記事作成時点ではSoundCloudに5曲の生成曲と音源となったデータの計6曲がアップロードされています。音源はアメリカ人ジャズギタリスト・パット・メセニー氏の「And Then I Knew」です。


deepjazzが作曲したジャズは30秒弱のものが5曲ですが、基となった曲と比べるとリズムがとても独特で、一聴の価値ありです。

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in ソフトウェア,   サイエンス, Posted by logu_ii