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掃除機のダイソンが電気自動車を開発中と報じられる

By Sheep"R"Us

「サイクロンテクノロジー」を搭載した掃除機をはじめとする数々の画期的な製品を世に送り出しているダイソンが、電気自動車の開発を進めているという見方が報じられています。

Dyson developing an electric car, according to government documents | Environment | The Guardian
http://www.theguardian.com/environment/2016/mar/23/dyson-developing-electric-car-government-documents

この見方はニュースメディアのThe Guardianが報じたもの。記事によると、ダイソンによる電気自動車開発計画は、イギリスの政府系機関が2016年3月23日に公開した政策文書「National Infrastructure Delivery Plan 2016–2021(国家インフラ整備計画 2016-2021)」の内容から判明したものとのことです。

(PDF)National Infrastructure Delivery Plan 2016–2021 - 2904569_NIDP_2016-2021_updated.pdf


この文書はイギリスの政府機関Infrastructure and Projects Authorityが公表したもので、今後5年間の政府から民間への投資計画に関する内容が記載されています。The Guardianによると、本文中にある「政府は、ウィルトシャー州マームズベリーに位置する本部でバッテリーによる電気自動車を開発するダイソンに投資を行っている。これにより1億7400万ポンド(約278億円)の投資とエンジニアリングを中心とする500人以上の雇用が保証される」という内容の記述から、ダイソンによる電気自動車開発が推測されているとのこと。

文書では1カ所だけ「Dyson」の名称が登場しています。84ページには以下のように記載がありますが、The Guardianが書いている内容はどこにも登場しておらず、なぜ文書とThe Guardianの記述が異なっているのかは不明です。


ダイソンによる電気自動車開発は以前からも予測が広まっており、今回の一件が初めてではありません。2015年には同社のCEOであるマックス・コンツ氏が電気自動車開発について質問された際に「われわれは、いかなる可能性をも排除しません。クパチーノにいるわれわれの友人(Appleのこと)と同じように、われわれもまた自社の製品を向上させるための技術に対して不健康なほどに取り組んでいます」とコメントしていました。また、今回あらためてコメントを求めたところ、ダイソンからは「開発中の製品についてはコメントを行わない」と返答があったとのこと。

ダイソンの創始者であるジェームズ・ダイソン氏は、自身の代名詞的に語られる「サイクロンテクノロジー」以外にも数々の発明品を世に送り出していることで知られています。ジェームズ・ダイソン財団が作成した以下のムービーでもその数々を見ることができます。

James Story - YouTube


なお、電気自動車とは少し異なりますが、2012年にはダイソンのエンジニアがダイソン製品を使って「自作カート対決」が行われていました。

ダイソンの強力モーターを使った自作カートでエンジニアたちが対決 - GIGAZINE

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in メモ,   ハードウェア,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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