Amazonが360度動画を配信する「VRプラットフォーム」の開発へ
By TechStage
「Gear VR」に加えて2016年は「Oculus Rift」「HTC Vive」など実用的なVRヘッドセットの登場が相次ぐ予定で、動画プラットフォームの「Hulu」や「Netflix」もVR対応のバーチャル視聴スペースなどを開発中と発表しています。多くのテクノロジー企業が仮想現実コンテンツの対応に迫られる中、AmazonがAmazonビデオ向けVR開発チームをリードする人材の求人を開始していることが明らかになりました。
Amazon Video is Building a VR Platform - UploadVR
http://uploadvr.com/amazon-video-vr/
求人サイト「Glassdoor」に投稿された求人情報によると、AmazonはAmazonビデオ部門でVRコンテンツ開発チームを率いるソフトウェア開発のシニアマネージャーを募集しています。業務の詳細には「エンターテインメント業界の進歩は急速で、今後の世界が2Dコンテンツに限定されることはないでしょう。VTチームは臨場感あふれるストーリーテリングを実現するプラットフォームとUIの開発を目指しており、これにはVRコンテンツの再生プラットフォームが含まれます」と説明しています。
VR関係のニュースサイト「UploadVR」はこれらの情報からAmazonが目指しているのは、HuluやNetflixのような仮想現実空間でフラットスクリーンを視聴するバーチャル視聴スペースではなく、「360度動画」を配信するプラットフォームの構築であると予想しています。YouTubeやWEVRが360度動画を配信するプラットフォームの開発に注力していますが、Amazonが他社プラットフォームに対応するか、または独自コンテンツを配信するプラットフォームになるかは今のところ不明です。
また、Amazonは以前にAR技術に関する特許を取得していることから、今後ショッピング体験にもWebVRやARに対応していく可能性が高いと見られています。
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