取材

クラゲが雪のように舞い光・音・香りで彩る京都水族館「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」に一足早く行ってきました


クラゲの幼生「エフィラ」を雪の結晶と重ね合わせ、映像・音・香りを織り交ぜることで、京都の街に雪が降る様子を表現した幻想的なプログラム「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」が京都水族館で2015年12月26日(土)から始まります。開催日前日のテスト投影に立ち会うことができたので、どんなプログラムになっているのか見てきました。

冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ | 京都水族館
http://www.kyoto-aquarium.com/wp/jellyfish/


「くらげあそび2016」を開催12/26~3/13 | 京都水族館
http://www.kyoto-aquarium.com/news/2015/12/kurageasobi2016.html

夜の京都水族館に到着。


正面玄関ではイルカや水の泡を表現したイルミネーションが行われていました。


「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」が行われているのは、館内順路のなかほどにあるクラゲゾーン。


部屋に入ると、壁と床一面のクラゲと雪の模様に包まれます。


クラゲの水槽と、壁や床にプロジェクターで投影されたクラゲの映像がコラボレーションしており、さらには特注で作られた「白粉(おしろい)」のやさしい香りが部屋に満ちていて、ゆったりとした音楽とともにリラックスできる雰囲気。


実際にクラゲゾーンで「雪とくらげ」の映像や音が流れている様子は、以下のムービーで見ることができます。

京都水族館「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」でクラゲが部屋を泳ぐ&雪が舞う様子 - YouTube


部屋に足を踏み入れると、足の周りに波紋がふわりと広がります。


部屋の中を歩き回ると、動きに合わせて波紋も広がっていきます。


京都水族館「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」のゾーンを歩き回ると床に波紋が起こる様子 - YouTube


大勢で部屋を歩き回って、波紋を作りまくっている様子は以下のような感じです。


京都水族館「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」を大人数で歩き回ると波紋がたくさん発生 - YouTube


クラゲが泳ぎ床が波打っている様子を見ていると、今度は映像が雪景色に変化しました。


京都水族館「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」で部屋全体に雪が舞う様子 - YouTube


雪景色の中には京都らしく、お寺の塔も映し出されています。


雪の上を歩いてみると、歩いた部分の雪がなくなって地面が見えるようになりました。


以下のように部屋をぐるぐる歩き回って丸い模様を描くことも可能。


京都水族館「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」で雪の中を歩くと足跡がつく様子 - YouTube


一体どうやって人の動きを映像に反映しているのかというと、部屋の隅に置いてある2台のセンサーを使い、部屋の中での人の動きを感知することで、水の波紋や雪道の足跡などのエフェクトをプロジェクターで投影した映像の上にかけているそうです。


映像の長さは約5分ほどでループ再生されています。


クラゲゾーンで飼育されているのは、大きい水槽にたくさん泳いでいるみずくらげや……


円形の水槽に入っている、しろくらげ


おわんくらげ


ぎやまんくらげ


さかさくらげ


かぶとくらげ


あかくらげ。大きさも種類もさまざまなくらげたちが飼育されています。


また、「雪とくらげ」と同時期に開催される「くらげあそび2016」では、小さいみずくらげをボトルに入れて手のひらに載せながら観察できる「ふわふわクラゲガール」が開催予定。小さなみずくらげと30分程度ふれあうことができ、スポイトで餌をやることも可能なプログラムだそうです。なお、対象は18歳以上の女性のみで、女性同伴の男性は参加可能とのこと。


また、京都水族館2階のハーベストカフェでは、「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」をテーマにしたフードメニューが提供されます。


雪とくらげのホワイトパフェ」は、マシュマロや杏仁豆腐など、白い素材を使って雪とクラゲを表現したスイーツ。価格は550円です。


ガラス製の容器に入っていて、iPhone 6s Plusと比べると高さは3分の2ほど。


パフェの上部には、アラザンがちりばめられたホイップクリームと……


なんとマッシュルームがのっています。クラゲをイメージし、表面に切れ込みを入れてあります。


クリームの下には、ミニマシュマロが敷き詰められています。


カップの底のサイダーゼリーと杏仁豆腐は、ぷるぷるのクラゲの体を表現。


粉砂糖をからめたマッシュルームから食べてみると、粉砂糖やクリームのとろりと甘い風味が感じられ、マッシュルーム特有のキノコのうまみもきちんと活きていました。


マシュマロは小粒のものがゴロゴロ入っているので食べ応えアリ。


サイダーゼリーは炭酸のしゅわしゅわとした泡をまとっていて、爽やかな味わい。


杏仁豆腐はつるんと舌触りがよく、ゼリーとも相性がいい感じでした。


全ての具材を一度に食べると、ゼリーや杏仁豆腐のつるんとした喉ごしやマシュマロのもふもふ食感が一体となり、とろりと甘いクリームの味も合わさってリッチなデザートに仕上がっていました。


さらに、冬季限定の「オオサンショウウオまん」&「クラゲまん」も登場しています。価格はそれぞれ税込350円。


まずはクラゲまんから食べてみることに。


大きさはiPhone 6s Plusの直径にやや及ばないくらい。


持ってみると手のひらからはみ出すほどの巨大サイズです。


表面にみずくらげのイラストの焼き印入り。


ふかふかの皮を割ってみると、中華風の味付けをした具材が詰まっています。


具材に含まれているあめ色の具材は、食用のクラゲとのこと。表面の焼き印だけでなく、中身にもクラゲを使うというこだわりです。


一口食べてみると、皮はふかっと柔らかく、むっちりとした食感。クラゲはプルンとした食感で、春雨に似ていて違和感なく食べられました。


オオサンショウウオまんは、つぶらな瞳にむっちりとした体が特徴。実物のオオサンショウウオよりも、オオサンショウウオのぬいぐるみの形に似ています。


ピコンと突き出した尻尾がキュートです。


半分に割ってみると、中にはこしあんが詰めてあります。


クラゲまんと同じく、分厚めの皮はむっちりとした食感で、蒸しパンのような雰囲気のあんまんに仕上がっていました。


なお、「冬を楽しむインタラクティブアート 雪とくらげ」は2015年12月26日(土)から2016年3月13日(日)まで開催予定となっています。

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in 取材,   生き物,   動画, Posted by darkhorse_log

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