Windows 10初のメジャーアップデートで追加された見逃しがちな機能まとめ

2015年11月13日にWindows 10では初めてとなるメジャーアップデートがリリースされました。このアップデートでこっそりと更新された重要な機能についてThe Vergeがまとめています。

The best hidden features in Windows 10's major update | The Verge
http://www.theverge.com/2015/11/13/9727870/microsoft-windows-10-november-update-hidden-features

◆デバイスの検索
「iPhoneを探す」の様に、見失った端末の場所を特定する機能はスマートフォンアプリでは一般的ですが、Windows 10でも端末の場所を特定できる機能「デバイスの検索(Find my device)」が追加されました。

◆Cortana
・日本語対応
なお、ついにCortanaが日本語に対応。現在のところ音声操作でできるのは、カレンダー、リマインダー、アラーム、音楽、ファイナンス、計算や単位変換、天気情報などに限られていますが、日本語での音声コマンドに対応したことは、日本のユーザーにとっては大きなアップデートと言えそうです。

・メモ書き認識機能
Surfaceなどのスタイラスを使える端末の場合、Cortanaが手書きのメモの中から電話番号、メールアドレス、住所などを認識してリマインダーに登録する機能が追加されました。また、映画やイベントなどの予定を把握して、到着が遅れないように行き先や出発時間をCortanaに通知させるリマインダー送信機能も追加されています。

・不在着信
スマートフォン版Windows 10の「Windows 10 Mobile」では音声アシスタント「Cortana」がアップデートされ、「不在着信」機能が追加されました。不在着信をONにすることで着信をやりすごせるだけでなく、電話をかけてきた相手にテキストでメッセージを送信することもできます。

◆自動タイムゾーン切り替え
今回のアップデートで「タイムゾーンの自動変更」機能が追加されています。これによって旅行先などタイムゾーンことなる場所では自動的に現地のタイムゾーンに変更できます。

◆Microsoft Edge
・データ転送機能
Windows 10はすでにDLNAやMiraacastなどのストリーミングをサポートしていますが、今回のメジャーアップデートではさらにデータ転送機能を強化。ブラウザMicrosoft Edgeでは「メディアキャスト」機能が追加されたことで、連携させた端末に写真、ムービー、音楽を送信することができます。

・パスワード同期
Microsoft Edgeではようやくパスワード、お気に入り、リーディングリストの同期機能が有効になりました。これでWindows 10を利用するすべての端末間でパスワードやお気に入りを同期させることができるようになりました。

・タブプレビュー
また、マウスオーバーでページ内容をプレビューできる「タブプレビュー」機能が新たに追加されています。

◆Skype
Windows 10ではWindowsアプリ版のSkypeが廃止されましたが、今回のメジャーアップデートで、従来のWindowsアプリ版Skyapeの機能が復活しました。ただしWindowsアプリ自体が復活したわけではなく、チャット機能は「メッセージング」に、音声通話機能は「電話」に、ビデオ通話機能は「Skypeビデオ」にと、各アプリに統合される形になっています。