取材

ふなっしーが2連覇「船橋市場だヨ!全員集合」プロレスバトルを完全レポート


2014年5月18日に行われた「船橋市場だヨ!全員集合」から1年、当初は船橋市場の開設45周年記念イベントとして1回限りの開催という話もあったイベントですが、市場の有志が再び立ち上がり2015年も開催される運びとなりましたので、そのイベントでふなっしーがプロレスバトルを2連覇するまでの全試合の詳細をまとめてみました。

船橋市場だヨ!全員集合2015
http://funaichi-dayo.com/

今回の開催にあたっては、クラウドファンディング「「船橋市場だョ!全員集合2015 ~ご当地キャラ大集合!プロレスバトル~」応援プロジェクト 」を利用して、リングサイドの席などを販売する初の試みが取り入れられており、その結果200万円以上の資金を集めることができました。


そして迎えたイベント当日ですが、あいにくの雨模様となったため、屋根のある施設の下にリングなどを移動させることも検討されましたが、警備上の理由により、リングの設置は予定通りの場所で行われることになります。


雨は降り続いています。機材のトラブル による準備の遅れや案内も二転三転し、ファンも混乱する中で緊張感に包まれます。司会のあいちぃ(横町藍)さんが、集まったファンへのお礼や体調管理をお願いし、キャラたちの出演が少ない可能性もあるなど、理解と協力を求めて案内を行っていました。


リングはありませんが、この場所でイベントが進行されることとなり、オープニングが始まります。


実行委員の代表によるあいさつでは、「このイベントの開催が市場の若い人たちと地域住民たちの熱意により立ち上がったものであること」を説明していました。


司会のあいちぃさんは、「ふなっしーとの共演で活躍中の横町藍さんによるご当地愛の活動とは?」など、イベントの司会や番組の出演などで活躍しているフリーアナウンサーです。


サブステージの司会はゆっこさんが担当。引退したご当地キャラがファンの願いにより奇跡の復帰した舞台「やななと不思議な世界」で、やななの元秘書として活躍、今はキャラガールとして主に東海地方のイベントの司会やテレビ・ラジオなどで活躍しています。


出演するキャラたちの行進が始まりました。ふっかちゃん(埼玉県深谷市)は、特注のカッパを着ての登場、雨の日ならではレアなコスチュームも用意しているキャラもいるので、雨の日だからといって悪いことばかりではありません。桃色ウサヒ(山形県朝日町)も登場。


プロレスバトルに参加していない木曽っ子(長野県木曽郡木曽町開田高原)などのキャラたちも、行進には参加しています。


ワッショイの代わりに「ヒャッハー!ヒャッハー!」と叫びながら、ふなっしーがみこしに乗ってやってきました。


このまま第1試合が行われるため、出場選手のふなっしーはみこしを降りて会場に残ります。


前回に引き続き今回もレフェリーを勤めるのは、島田裕二さん。


第1試合、ふなっしー・船えもんによる船橋チームと……


ちっちゃいおっさん(兵庫県尼崎市)・メロン熊(北海道夕張市)によるタッグ戦となります。


この試合のルールは通常のプロレスと同様で、3カウント取られたチームが負けとなります。まずはメロン熊と船えもんが対戦、凶暴なメロン熊のかみつき攻撃に船えもんが早くもピンチです。


厳しい攻撃に耐えた船えもんはふなっしーと交代、ふなっしーは蹴りとパンチでメロン熊に反撃します。


しかし、メロン熊には大したダメージにならず、とうとうふなっしーもメロン熊の餌食に、島田レフェリーが「ふなっしー、ギブアップ?」とギブアップを宣言するか聞いています。


そこへメロン熊の仲間であるはずのちっちゃいおっさんが割って入り、「ふなっしーの地元でやりすぎや、あほかほんまにぃ」とメロン熊に説教をしつつキック、さらにはハゲチョビームを浴びせます。すると……


メロン熊は失神してダウン。


チャンスとばかりにふなっしーがジャンピングアタックでとどめを刺し押さえ込むと、レフェリーによるカウントが始まり「ワン、ツー、スリー」と3カウントが決まります。


ふなっしー・船えもんチームの勝利となりました。


第2試合、さのまる(栃木県佐野市)・ふっかちゃん対、えぼし麻呂(神奈川県茅ヶ崎市)・あゆコロちゃん(神奈川県厚木市)による対戦は、まず、あゆコロちゃん対ふっかちゃんのダンス対決が行われましたが、どちらも甲乙付け難く引き分けに終わります。


続いて、えぼし麻呂対さのまるによるチャンバラ風船割り対決が始まりました。


この勝負はお互い本気でどちらが勝ってもおかしくないものでしたが、いもフライの扱いに慣れているさのまるが勝利、さのまる・ふっかちゃんチームの勝利となりました。


第2試合が終わったところで天候が回復、15分後にリングで試合が行われることになりました。待っている間に会場を歩いてみるとイーサキング(鹿児島県伊佐市 )がファンと撮影していたりと、キャラたちも外に出てファンとの交流を行っています。


キャラたちのPRが行われているサブステージをのぞくと、有明ガタゴロウ(佐賀県有明海)のステージが行われていました。


市場ならではの新鮮な素材を使った料理などを売る店もあります。山田るま(全日本だるま研究会)が海鮮汁を購入するところに遭遇。


再びサブステージに戻ると、カパル(公益財団法人志木市スポーツ文化振興公社)たちがカパル体操が踊っていました。


リングの準備も整い、第3試合が始まります。十四代目トイレの花子さん(四階ノ女子トイレ)・ちょうせい豆乳くん(東京都秋葉原)対、飯山満さん42歳(千葉県船橋市)・ドンファン(大阪府大阪市淀川区)の対決は、プロレス対決となります。


この試合は、山口敏太郎さんがリング上のキャラの解説などをしていました。


試合は場外乱闘へ、片エビ固めを決めるドンファン。ちょうせい豆乳くんの顔が取れています。


リング上では、各チームのセコンドたちも戦いだし混戦の様相。


最後は、飯山満さん42歳がトイレの花子さん側のセコンドのハエ男に抑えられ3カウントが決まり、十四代目トイレの花子さん・ちょうせい豆乳くんチームの勝利となりました。


第4試合、やぶきじくん(福島県矢吹町)・レルヒさん(新潟県)対、真田幸丸(長野県うえだ原町一番街商店会)・お猿のくぅ(岐阜県高山市)の対戦もプロレスルールです。真田幸丸とやぶきじくんが手持ちの武器でちゃんばらを始めますが、やぶきじくんの武器がネギの模型ということで、市場でネギを粗末に扱うのは許されないこととして取り上げられてしまいます。


取っ組み合いの団子状態となりますが、なぜか回り出すキャラたち。仲が良すぎて試合にならないため、レフェリーに怒られます。


試合再開後、真田幸丸がレルヒさんをやりで突き刺し、レルヒさんが倒れたところをお猿のくぅが押さえ込み3カウントを決め、真田幸丸・お猿のくぅチームの勝利となりました。


第5試合、桃色ウサヒ・有明ガタゴロウ対、狭山ぶーちゃ(狭山茶)・石田洋介のお絵かき対決、お題は司会の「あいちぃ」です。


石田洋介さん、桃色ウサヒ、狭山ぶーちゃ、それぞれ思い思いの「あいちぃ」を披露します。


最後に有明ガタゴロウが披露したのはこちら、本人から「もうちょっと胸は大きい」とクレームが入るもレフェリーは勝利を宣言、桃色ウサヒ・有明ガタゴロウチームの勝利となりました。


第6試合、チーバくん(千葉県)・松戸さん(千葉県松戸市)対、つゆヤキソバン(青森県黒石やきそば応援団ブラスト)・しんじょう君(高知県須崎市)のダンス対決、「チーバくんの歌」に合わせて皆が踊ります。


踊りの途中、頭に被っている鍋焼きラーメンが外れるしんじょう君。踊りが終わり、判定はチーバくん・松戸さんの勝利。お題がチーバくんの歌で、しんじょう君たちに不利であったことが敗因でした。


第7試合、ペッカリー(BIZEN南米美術館)・ロップ(東京都日野市)対、さなせなぼな(長崎県佐世保市)は歌対決、ペッカリーの歌に合わせてロップが踊ります。


さなせなぼなは絵描き歌で対抗します。ペッカリーやロップの似顔絵を歌に合わせて描いていました。ファンの拍手で勝利を判定、さなせなぼなが僅差で勝利となります。


第8試合、クロコダイラ(東京都小平市)・とっくりん(徳島県徳島市)対、イーサキング・ゴーヤ先生(京都府福知山市)は、とっくりん弟を除いて話すことができるキャラたちですので、トークによる弁論対決をすることになりました。お題は「ご当地キャラの人気投票は今後も続ける必要があるか」、とっくりん側が賛成、イーサキング側が反対の立場で討論を始めます。


とっくりん「ひろしです」、イーサキング「絡みづらいわ」、クロコダイラ「とっくりん、帰って欲しいダイラ」と、とっくりんが攻撃されている間、客席では伊佐米が配られています。


制限時間となり、ここでイーサキングが「勝敗は既に決まっている」と意味深な発言。先ほどスタッフが配っていた伊佐米はイーサキングが用意したもので、「ファンの皆さんに賄賂として配っていたもの」と明かされます。勝敗を決めるファンの拍手はイーサキング側に集中、イーサキング・ゴーヤ先生チームの勝利となりました。


第9試合、おしなりくん(東京都墨田区おしなり商店街)・たぬ(東京都表参道原宿エリア )対、もとまる(岐阜県本巣市)・みっけは、ダンス対決。youkan(ユーキャン)&TaBiO!による「おしなりくんと散歩」の歌に合わせてキャラたちが踊ります。


もとまるチームは、みっけがバレエを披露、華麗なダンスが披露されます。


ファンの拍手の結果、もとまる・みっけチームの勝利となりました。


以上で1回戦の9試合が終了。昼休憩の間に、コズミック☆倶楽部(千葉ご当地モデル系ユニット)・市立常盤台学院(千葉ご当地アイドル)のさえぽん、「船橋からもご当地アイドルを」ということで船橋在住で船橋にあるカフェ&バー「Laple」で働くルナピーの4人によるミニライブが行われました。


サブステージでは、キャラたちが自ら演奏するバンドGCB47のステージが行われおり、多くのファンが集まっています。


飲食店をのぞくと「梨バーガー」が気になったので早速購入しました。


本当に梨そのものが挟んであります。地元船橋にあるGOLDEN BURGERで、梨の季節に期間限定で販売されているとのこと。


市場ならではの乗り物、モートラ(ターレットトラック)で運ばれるペッカリー。


2回戦第1試合、さのまる・ふっかちゃん対、真田幸丸・お猿のくぅの対戦。さのまる・ふっかちゃんチームは、グレイシートレインをまねての入場。


対決内容はジャスチャーゲーム、さのまるチームのお題は「ビートたけし」、さのまるとふっかちゃんがコマネチを繰り返すと客席から拍手が湧き起こります。


真田幸丸チームのお題は「AKB48」、ヘビーローテーションの振り付けなどで表現します。ファンの拍手の結果、さのまる・ふっかちゃんチームの圧勝となりました。


次の試合の準備が遅れているため、ちょうせい豆乳くんのワンマンショーが始まります。有明ガタゴロウの物まねなどそっくりなものもあり、ファンやあいちぃさんを喜ばせつつ、10分近くの空き時間をつなぐ活躍ぶりでした。


2回戦第2試合、チーバくん・松戸さん対、十四代目トイレの花子さん・ちょうせい豆乳くんの対戦はプロレス対決、松戸さんと花子さんチームのハエ男がもみ合いますが、早々とチーバくんとちょうせい豆乳くんにタッチします。


空気を読んでなのかワンマンショーの疲れからなのか、バランスを崩して倒れるちょうせい豆乳くん。チーバくんが押さえ込むと、レフェリーが高速で3カウントを入れます。試合時間わずか1分で試合終了、チーバくん・松戸さんチームの勝利です。


次の試合の前に、朝の試合でふなっしーの姿を見ることができなかった人のために、ふなっしーがサプライズで登場。


マイクの調子が悪くなり、直立不動になるふなっしー。


新しいマイクをイリュージョンでふなっしーに渡すあいちぃさん。


リングを降り、柵の外の人たちにも近づいてパフォーマンスを見せるなどサービス精神旺盛なふなっしーでした。


2回戦第3試合、イーサキング・ゴーヤ先生対、桃色ウサヒ・有明ガタゴロウによるすべらない話対決を行う予定だったのですが、マイクトラブルなどもあり、なかなか話ができません。イーサキングが話を始めるもざわついたままで話が伝わる雰囲気もなく、「あいちぃ、やめようか」との提案にファンも拍手。台本が悪いということになり、ここで試合は中断。ファンの拍手の判定は、グダグダな状況を切り上げたイーサキングに軍配が上がり勝利となります。


2回戦第4試合、さなせなぼな対、もとまる・みっけの対戦はダンス対決、石田洋介さんの歌う「きゃらきゃら天国」に合わせてキャラたちが踊りました。判定の結果は、もとまる・みっけチームの勝利です。


2回戦が終わりました。休憩となり、寺嶋由芙(ゆっふぃー )さんによるライブが始まります。


11月11日に発売される新曲「いやはや ふぃ~りんぐ」も披露、寺嶋由芙さんを応援するキャラたち(ゆるっふぃ~ず)とのコラボ曲で、集まったゆるっふぃ~ずたちと一緒に踊ります。


カパルも少し遅れて参加、ペッカリーをきゅうりでつついていました。


準決勝は、2回戦で勝利した4チームの代表キャラによるダンス対決。最も暴れていたゴーヤ先生が勝利となります。


続いて決勝となりますが、決勝のレフェリーとして総合格闘技DEEPフェザー級チャンピオンの横田一則選手とフライ級小林聖人小林聖人選手が加わることになりました。


ゴーヤ先生が小林選手に戦いを挑みますが、投げ飛ばされて撃沈。イーサキングは謝罪します。


決勝戦は、これまでの戦いを勝ち抜いてきたゴーヤ先生に、ピカエル(スマイルデンタルクリニック)とモリスケ(株式会社ダイナム)を加えた3体と……


1回戦第1試合に勝利したふなっしーとのジャンプ対決で行われます。


ゴーヤ先生のジャンプ。


モリスケのジャンプ。


ピカエルのジャンプ。


ふなっしーのジャンプ。


1回目のジャンプの結果は、ふなっしーとモリスケが互角との判断。ふなっしーとモリスケで直接対決をすることになりました。


結果、ふなっしーが勝利、プロレスバトル2連覇となりました。


賞品のみかんを食べてもらおうと、みかんをそのままふなっしーに渡そうとするあいちぃさん。ふなっしー「皮をむいてからにしてなっしー」と怒ります。


今度は、きちんと皮をむいて渡し、無事みかんを食べることができました。


最後は、キャラたちが全員集まって踊ります。


全てのプログラムが終わり、キャラたちは帰って行きました。


最後は、残ったボランティアスタッフや地元の高校生たちが、柵の撤収など後片付けを手伝う姿も。「船橋市場だヨ!全員集合2015 」は無事終了となりました。


序盤の辛い状況でもボランティアの高校生たちが動揺せず、ファンの安全を守るために先頭でしゃがんで我慢している姿や、キャラたちも積極的に外に出て交流を図るなど皆が一丸となってイベントを盛り上げようとする姿が印象的でした。市場で働く人たちや参加されている関係者、そしてイベントに集まった皆の絆が深まることがこのイベントのテーマであると感じる手作りのイベントです。不手際もあり、不満なども聞こえましたが、次回はこれを糧にして、より充実したイベントになることを期待させてくれる雰囲気をイベントを通して感じました。

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in 取材, Posted by darkhorse_logmk

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