バーテンダーが本当にウザイと思っているお客さんの言動や行動とは?
By Jason St Peter
海外のパブやバーといった形態のお店は、日本の居酒屋とは違って基本的にテーブルでなくカウンターで注文・会計を済ませて、ドリンクを受け取るシステムになっています。そんなパブやバー、ナイトクラブでバーテンダーおよびバーメイドとして働く人たちに、お客さんにされると困ってしまう行動をインタビューしたムービーが公開されており、なかなか興味深い内容になっています。
What You Do That Pisses Off Bartenders, According To Bartenders | Bartender Confidential - YouTube
ロサンゼルスでバーテンダーをしているEric Alperinさんは「カウンターに置いてあるペーパーナプキンを細かくちぎるのをやめてほしい」と、困ったお客さんの行動を指摘。
Alperinさんの指摘を聞いた撮影スタッフが「僕はいつもしてしまいます」とこぼすと、Alperinさんは「ファッ○ユー、ファッ○ユー!」と冗談交じりに怒りはじめました。Alperinさんの表情からはイライラしている様子がかなり伝わってきます。
ヒューストンでバーメイドをしているLeslie Rossさんが最もイライラすると話したのは、店員の注意をひくために指をパチンとならす人。
Freddy Schwenkさんも、指をパチパチならすお客さんが嫌いとのこと。
指をパチパチならす行動は、動物を呼んでいるような印象を受けるため気分がよくないそうです。
サンディエゴで働くErick Castroさんがいつも気になるのは注文時に「あんまり甘くしないで」と言ってくるお客さん。
同じくバーテンダーのRyan Wainwrightさんによると、「甘くしないで」という注文は「ハロー」よりも多く聞くとのこと。
ただし、Castroさんは「お客さんが『甘くしないで』と言ってくるのは、質の悪いバーテンダーのせいです」と話しており、バーで働く人の中にはカクテルの材料で、砂糖ではなく質の悪いシロップを使う人がいるそうです。
ブルックリンでバーメイドとして働くIvy Mixさんが挙げたのは「何が人気ですか?」と聞いてくるお客さん。
同じバーメイドのJeniffer Colliauさんも人気のドリンクを聞かれるのは嫌なようで、「お酒に人気もクソもないでしょう?」と憤っています。
Tim Cooperさんは「何を作りたいですか?」と聞いてくるお客さんを困った客として挙げており、「何か作りたいドリンクがあるのではなくて、僕はお客さんを幸せにするドリンクを作ってあげたいんです。だから、聞くのではなく、何を飲みたいのかはっきりしてほしい」と話します。
Karen Grillさんが好ましくないと感じるのは、グループのお客さん。
グループの中の1人が注文をまとめて行うのはいいのですが、全員の注文が決まっていないのにカウンターにきて店員を呼びつけ、後ろを振り返りながら「君は何飲むの?」などと聞く行動にイライラするとのこと。特に忙しい時間だったら、バーテンダーでなくても気持ちは想像できます
Chad SolomonさんもGrillさんと同意見。忙しいバーで働く人にとっては、呼び止めるなら注文が決まってからにしてほしいのは当然とも言えます。
「指パッチンする人が嫌い」と発言したSchwenkさんは「バーテンダーはお客さんのベストフレンドにもなれるし、バカ野郎にもなれる」と話しています。バーやパブに行くときは、格好をつけて指パッチンで呼んだり、注文が決まる前から呼びつけることは控えるべきかも。
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