タイの青空に落下してまばゆい閃光を放った流星を撮影したムービーまとめ

現地時間の2015年9月7日、タイ上空で流星とおぼしき光が落下してくる瞬間が複数箇所で観測されました。タイ国立天文学研究所によると「流星は地上に落下する前に燃え尽きた」とのことですが、落下してくる流星の様子をカメラで撮影したムービーがYouTubeやFacebook上に複数アップされています。

タイ人エンジニアのPorjai Jaturongkhakunさんが通勤途中に車載カメラで捉えた流星の様子が以下のムービー。

Shooting star seen on 7-Sep-2015 - YouTube

撮影時間は2015年9月7日8時40分ごろ

流星が出現するのはムービー中の30秒辺り。きれいな青空に小さな点が出現して……

それが高速で地上めがけて落下してきます。

かなり地上近くまで落下してから……

強い光を放ちます。

しかし一瞬で光りは静まり……

消えました。

次はバイクに搭載された車載カメラが同日の別地点で流星を撮影したムービー。4秒辺りで流星が出現します。

พบแสงไฟพุ่งลงคล้ายสะเก็ดอะไรบางอย่าง - YouTube

こちらのムービーは流星からかなり離れていたのか、流星が出現した瞬間は静止画だとどれが流星なのか確認しづらいレベルですが、赤枠部分にある小さな点が流星。

これが高速で落下してきて……

地上付近で強く発光。

しかし、すぐに消えてしまいます。

さらに別アングルから撮影されたムービーがこれ。再生から5秒後に流星が出現します。

こちらも流星が出現した瞬間が静止画だと少し分かりづらいのですが、赤枠部分にある点がそれ。

高速で地上に接近してきて……

ピカッと発光。

そして建物の影に隠れて見えなくなりました。

ここまでのムービーは街中を車やバイクで走行している際に撮影したムービーでしたが、次はかなり離れたのどかな田舎道を車で走行中に撮影したムービー。こちらも5秒辺りから流星が登場します。

何もないのどかな風景に……

突如まばゆい光が出現。

カメラで捉えた時点で既に強い光を放っています。

さらに強い光を放って……

一瞬のうちにボッと消えてしまいました。

しかし、他のムービーよりも流星に近い位置にいたからか、流星が消えたあとに煙が上がっていることが確認できます。

なお、タイ国立天文学研究所の研究員によると、約100kmも離れた地点で同じ流星が撮影されていることから、流星は地表から非常に高い地点で発火した模様。また、地球の大気を考えると地上から80～120kmほど上空で空気との摩擦で燃え尽きたのでは、とコメントしています。