メモ

音速を超える速度で隕石が当たったにも関わらずケガだけで済んだ少年


石川県で「どこからともなくオタマジャクシが降ってきた」という事件があり話題になっていますが、ドイツでは「宇宙から落ちてきた隕石が当たったが奇跡的にも怪我だけで済んだ」とにわかには信じられない事件が起こったそうです。

詳細は以下。
14-year-old hit by 30,000 mph space meteorite - Telegraph

Meteorite Strikes Teen’s Hand; He Survives | Wired Science | Wired.com

ドイツに住む14歳の少年、Gerrit Blank君は学校からの帰り道に「光の玉」が空から彼のほうに向かってくるのを見たそうです。そして赤熱した豆粒大の岩が彼の手に当たった後、そのまま地面に激突、足下に直径約30cmのクレーターを作ったとのこと。幸いにも手に約8cmの傷を負っただけで命に別状はないということですが「火の玉を見て手に痛みを感じた瞬間にまるで雷みたいな音がしてその後何時間も耳鳴りがしていたんだ。隕石は僕を吹っ飛ばしたのに勢いが衰えなくて、地面にめり込むほどだったよ」と語っています。



化学的な検査によると石は確かに地球外から落ちてきたもの。強い磁力を帯びていることが分かっているそうです。

専門家によると、隕石が地面に到達することは少なく、ほとんどは大気圏で蒸発してしまうとのこと。地表まで残ったとしてもそのうち6/7は海に落下してしまうため、大変に貴重なものなのだそうです。

隕石が人間に直撃した例としては1954年にはアメリカ・アラバマ州の家にグレープフルーツ大の隕石が直撃、屋根を突き破り家具に当たった後ベッドで眠っていた女性に当たったというものがあります。

また、人間に直撃せずとも近くに落ちた例というのが結構あり、1991年にカナダの研究者がまとめたところによると、20世紀に入ってから57例のニアミスが観測されそのうち25例では人体に当たるところだったそうです。

隕石が直撃しても火災の危険は少ないとのことですが、ライフルの銃弾を軽く超える速度で落下してくるため1992年にはニューヨークのピークスキルで駐車中だった車に隕石が当たり大穴を開けるという事件もあったとのこと。

ピークスキルで隕石に当たった車。トランクドアから床まできれいに貫通している。


こんな恐ろしいものが自分の体に当たらないことを願うばかりですが、先ほどのアラバマ州の女性はその後隕石を売却し2万ドル(約196万円)を獲得、ピークスキルの車はその後研究家に引き取られ「持ち運び可能なクレーター」として世界各地の博物館やショーで展示され好評を得たということで文字通り「当たり」の部分も無いとは言えないようです。

ピークスキルの車が2005年に来日した際の写真

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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