iPhone 6sが発表されていないのにApple Storeで並び始める猛者が登場

Appleは2015年9月9日(日本時間9月10日)に新製品の発表会を行う予定で、新型の「iPhone 6s」や「iPad Pro」といった製品の発表に期待がかかっているわけですが、実際のところ何が出てくるのかは明らかにされていません。そんな状況にもかかわらず、すでにApple Storeで並び始める人の姿が確認されています。

People already camping out at Apple Store before announcement - Business Insider
http://www.businessinsider.com/people-already-camping-out-at-apple-store-before-announcement-2015-9

IT関連メディアのCNETの編集者であるSeamus Byrne氏が、シドニーにあるApple Storeの前を通ったところ、なんとテントを張ってApple Storeに並んでいる人の姿を発見。Byrne氏のツイートではガラス張りのApple Storeの前に張られているテントを確認できます。例年通りに9月20日前後に新端末が発売されるとしても、約10日間は並ぶことに……。

iPhone 6sが発表される可能性はかなり高いと思われるものの、まだ発表されるかどうか明かになっていない状態でお店に並ぶ熱意には驚かされるものがあります。しかし、発表前に行列ができるのは、「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」が発表されたときにも見られた光景。iPhone 6の発表時には、発表会の6日前から並び始める人の姿が確認されています。

発表会前に並び始めるのは相当なAppleファンと思われますが、実は違う目的がある人もいます。iPhone 6が発表されたときに並んでいた人の中には、行列の1番をとって、その権利を2500ドル(約26万円)で譲渡したり、メディアから取材を受けることからPR目的で1番に並ぶ人がいました。また、大勢の中国人転売屋が行列を作り問題になったこともあります。

こういった事態があったことから、Appleはウェアラブル端末の「Apple Watch」を2015年4月24日に発売したときに、オンラインでの予約販売を徹底して行列を作らせない方針を打ち出しました。今回はオンラインでの予約販売を徹底するのかどうか、記事作成時点では不明です。

なお、GIGAZINEでは日本時間の9月10日午前2時から開催されるAppleの新製品発表会をリアルタイム更新します。GIGAZINEのTwitter・Facebook・Google＋をフォローしておくと、最新情報を爆速でゲットできるはずです。