メモ

警察がテーザー銃付きドローンを犯人逮捕のため配備開始

by Christopher Smythers

大型ドローンの普及に伴い、ドローンにカメラだけではなくいろいろなものが搭載可能になるなかで、ノースダコタ州でテーザー銃などを搭載した武装ドローンの運用にゴーサインが出ました。

First State Legalizes Taser Drones for Cops, Thanks to a Lobbyist - The Daily Beast
http://www.thedailybeast.com/articles/2015/08/26/first-state-legalizes-armed-drones-for-cops-thanks-to-a-lobbyist.html


North Dakota Police Drones Can Launch Rubber Bullets, Pepper Spray And Other Non-Lethal Weapons: Report
http://www.ibtimes.com/north-dakota-police-drones-can-launch-rubber-bullets-pepper-spray-other-non-lethal-2069057

これは下院法案1328の通過によるものですが、もともとはリック・ベッカー議員が警察による監視力の制限を目的として考えたもの。草案段階では「ドローンへの武器装備は禁止」「証拠捜索でドローンを飛ばす場合にも令状が必要」という条項が含まれていました。

しかし、ノースダコタ保安官協会など警察団体による強力なロビー活動によって修正が認められ、命に危険の及ばない武器ならば搭載してもよいということになりました。搭載が認められる武器はゴム弾、唐辛子スプレー、催涙ガス、サウンドキャノン(音で相手を無力化する武器)、およびテーザー銃です。


テーザー銃は電気ショックを与えることで相手を無力化する武器で、非致死性の武器の代表格のように扱われることが多いのですが、The Guardianが警察によって殺された人々の情報をまとめた「The Counted」によると、2015年だけで39人がテーザー銃で撃たれたことにより死亡しており、決して「撃たれても安全な武器」というわけではありません。

なお、ノースダコタ州といえば2012年にドローンを監視目的で利用して初めて逮捕者を出したことがあります。

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in メモ, Posted by logc_nt

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