Xbox One版Windows 10は11月登場、新しくなったダッシュボードデザインはこんな感じ

「Windows 10」では過去に類を見ないレベルでOSとゲームが統合されており、PCでゲームを楽しんだりXbox OneのゲームをPCからストリーミングしてプレイしたりが可能なわけですが、Xbox OneもWindows 10を搭載することでユーザーインターフェース(UI)や機能が大きく変化する予定となっています。そんなXbox OneにWindows 10を含む大規模アップデートが2015年11月にやってくることが明かされました。

Windows 10 is coming to the Xbox One in November | The Verge
http://www.theverge.com/2015/8/4/9094113/microsoft-xbox-one-windows-10-update-november

Windows 10 preview for Xbox One set to arrive in September for testers | The Verge
http://www.theverge.com/2015/8/4/9097465/xbox-one-windows-10-update-september-preview

現在のXbox Oneのダッシュボードは、ゲームをインストールしながらフレンドリストを見たりチャットを見たりすると、各画面の切替えが非常に遅くなってしまうことがあり、この問題をXboxの開発チームはWindows 10を利用することにより改善しようとしているとのこと。

2015年6月に開催されたE3 2015では、Windows 10搭載Xbox Oneのダッシュボードの新デザインがお披露目され、公開されたホーム画面はシンプルなものでした。

ユーザー同士がコミュニケーションをとる場となるコミュニティ画面

フレンド画面

設定画面。以上がE3 2015で公開されたダッシュボードの新デザインです。

Micorsoftは、E3 2015で公開されたものをさらにブラッシュアップした新しいバージョンのホーム画面を2015年8月に公開。特徴としては画面左端に検索・フレンド・メッセージ・通知などの要素がひとまとめになっており、画面上部の「Home」「Community」などのメニュータブはE3時点で公開されていたものから一気に数が倍増しています。新バージョンのスクリーンショットで新たに追加されたのは「Watch」「Games」「Movie＆TV」「Apps」「Music」で、「Store」タブだけ消えました。

最新版の「Community」画面では「Activity Feed」がアップグレードされており、前回同様Xbox Liveで人気のTV番組やゲーム、その他コンテンツなどがチェックできるそうです。さらに、「Watch」画面はNetflix・Hulu Plus・HBO GOなどのストリーミングサービスと連携しており、ライブ配信もしくはオンデマンドでコンテンツを視聴可能となります。MicrosoftはXbox Oneユーザー向けのTVガイド機能である「OneGuide」も改善しており、フルスクリーンでの使用や現状よりも多チャンネルに対応可能となるようです。これらの機能に加え、Windows 10へのアップデートによりXbox OneでもMicrosoftの音声認識ガイドである「Cortana」が使用可能になる模様。

実際に「Cortana」がどんな風に使えるようになるのかは以下のムービーを見ればイメージができそうです。

New Xbox One Experience - YouTube

なお、Xbox開発部門のプラットフォームエンジニアのリーダーを務めるMike Ybarra氏が、Twitter上で「僕のゴールは新しいUIを含むWindows 10をXbox One向けにリリースすることだ。Xbox One向けWindows 10のプレビュー版は、9月にテスター向けに公開することを予定しているよ」とツイートしているので、一部ユーザーは9月にも新しくなったXbox Oneで遊べるようになる模様です。