任天堂がゲームボーイエミュレーターの削除依頼をGitHubに提出

By BuggerOne

古いゲームを他のゲーム機やPC上で遊べるようにするのがエミュレーターですが、オープンソースの開発場所として使用される共有ウェブサービス「GitHub」上で、ポケットモンスターやマリオなどのゲームがあらかじめロードされた状態のエミュレーターが公開されており、任天堂がこれを削除するようにGitHubに依頼していたことが明らかになりました。

Nintendo Shuts Down Browser Based Game Boy Emulator - TorrentFreak
https://torrentfreak.com/nintendo-shuts-down-javascript-gameboy-emulator-150712/


昔のコンソールゲームがブラウザベースのエミュレーターで公開されていることはままありますが、ゲームボーイアドバンスファンが喜びそうな昔懐かしのゲームが無料で何十本も楽しめるエミュレーターがGitHub上で公開されていました。任天堂は「ファンが作成した非公式のエミュレーター上にあらかじめゲームボーイアドバンスのコンテンツがロードされている」ということで、これが著作権侵害に当たるとしてGitHubに削除依頼を出していたそうです。

削除されたのはゲームボーイアドバンス用ゲームとしてリリースされた、「Advance Wars」「スーパーマリオアドバンス」「The Sims 2」といったタイトルの他、「黄金の太陽」や歴代のポケットモンスターシリーズなど多数のゲームがロードされたエミュレーター。

任天堂がGitHubに送った削除依頼には「任天堂はGitHubに以下の要求をします。『http://jsemu.github.io/gba/』へアクセスできないようにすること」と書かれており、他にも「このウェブサイトには無許可でコピーされた任天堂の著作権で守られているはずのゲームコンテンツにアクセスできるようになっている」といった内容が記されており、著作権侵害を理由に削除依頼を行っているというわけです。なお、GitHubは任天堂から削除依頼を受け取った直後、GitHub上にホストされていた著作権侵害の疑いがあるコンテンツは速攻で削除されています。

任天堂からGitHubに通達された削除依頼は以下で公開されており、上記のゲーム以外にもマリオカートやマリオパーティ、ゼルダの伝説シリーズなどかなり多くのゲームがエミュレーターにロードされた状態で公開されていたことが分かります。

dmca/2015-07-06-nintendo.md at master · github/dmca · GitHub
https://github.com/github/dmca/blob/master/2015-07-06-nintendo.md


問題となったゲームボーイアドバンス用コンテンツをGitHub上にホストしていたユーザーは、自身のGitHubアカウントを既に削除済み。なお、削除されたのはゲームボーイアドバンス用コンテンツがロードされた状態のエミュレーターのみで、JavaScriptベースのエミュレーター自体は今もGitHub上に保存されたままになっている、とのことです。

任天堂が非公式に公開されている自社ゲームを削除するために動いたのは今回が初めてではなく、最新技術でリメイクされた「スーパーマリオ64」のブラウザ・ダウンロード版も速攻で公開停止となっていました。また、iOS端末で脱獄なしでゲームボーイアドバンスのゲームをプレイできるようになるエミュレーターアプリ「GBA4iOS」にも、今回の件と同じように削除依頼が届いたそうです。

・関連記事
【訃報】任天堂の岩田聡代表取締役社長が死去 - GIGAZINE

ゲームボーイ用の新作ゲームが登場、ブラウザ上でプレイして感じる懐かしさ - GIGAZINE

最新技術でリメイクされた「スーパーマリオ64」のブラウザ・ダウンロード版が公開中 - GIGAZINE

任天堂のWii U/3DS最新ソフトが発表された「Nintendo Digital Event」まとめ - GIGAZINE

任天堂の伝説的ゲーム大会「Nintendo World Championships」が復活 - GIGAZINE

任天堂のゲーム機の歴史をやたらポップでオサレな感じにまとめたムービー「History of Nintendo 2012」 - GIGAZINE

179

in ゲーム, Posted by logu_ii