巨大ロボ「クラタス」がアメリカの巨大ロボからの挑戦状に対しての返答をYouTube上で公開
人が乗り込んで操縦可能な人型四脚エンジン駆動陸戦型巨大ロボ「クラタス」に、アメリカの巨大ロボ「メガボット」からの挑戦状が先週届いたばかりですが、挑戦状に対する返答ムービーを水道橋重工がYouTube上にアップロードしています。
水道橋重工 | Suidobashi Heavy Industry
http://suidobashijuko.jp/
メガボットからの挑戦状に対して水道橋重工が一体どのような返事が送り返したのかは、以下のムービーで見ることができます。
RESPONSE TO ROBOT DUEL CHALLENGE. - YouTube
メガボットは総重量5400kgで、ペンキ砲弾を時速160キロで発射できる巨大ペンキ銃を装備した、2人乗りの巨大ロボ。
対してクラタスは、重量4000kgで、ガトリングガン2台と超高精度ターゲッティングシステム、フルヘッドアップディスプレイを搭載した1人乗りロボットです。
突然アメリカから送られてきた挑戦状の「決闘」の文字。
「いきなり来たから」と戸惑いつつも……
「ま、面白いけどね」と苦笑しているのは、クラタスの開発者である倉田光吾郎氏。
倉田氏がバサッと白い何かを羽織ります。
羽織ったのは「油圧」と筆で力強く書かれた日の丸。メガボットの開発陣がまとっていた星条旗に対抗しているかのようです。
さらに、倉田氏の後ろには赤く輝くクラタス。
「乗れるロボットが作りたい」という思いでクラタスを制作した倉田氏。
メガボットからの挑戦状に対する一言目は、「まず、『もうちょっとカッコよく作れよ!』とは言いたいですね」。
「デカいものに銃つけりゃいいっていうアメリカ文化は……」
「アメリカ丸出し」、とメガボットの装備を批評しています。
対して、クラタスのスタイリッシュな姿が映し出されます。
クラタスは小さいものでも壊すことなく優しく扱うことができ、繊細な動きが可能。
にぎにぎ
ピカー!と光りながら煙をもくもくと出しているパーツも。
胸の部分もピカリと円形に光ります。
巨大ロボ開発について倉田氏は、「海外にとられたくないというか……」
「やっぱ日本文化じゃないですか、巨大ロボって」とコメント。
「だからやりますよ、僕は」
「絶対」
「絶対」
「絶対」と、大事なことなので3回繰り返す倉田氏。
来るべき戦いに向けてクラタスの調整を進めているのでしょうか……?
「我々の考えるのはやはり格闘戦」と倉田氏は言い、クラタスとメガボットの対戦方式は格闘戦を希望するとのこと。
クラタスの手と足が映し出され、倉田氏は「『ぶん殴って倒して勝つ』っていうのをやっぱりやりたいですね」とコメントしています。
暗闇の中で光るクラタス。
そしてファイアー!
クラタスのボディにも「油圧」の文字。
「WE ACCEPT.」ということでメガボットの挑戦を真っ向から受けた水道橋重工。
「MEGABOTS: ORGANIZE THE DUEL. WE'LL BE THERE(メガボット、戦いの場を設けよ。我々がそこに行ってやる)」
動画の説明欄には、水道橋重工からメガボットに向けたコメントが記載されています。
Megabots, thank you for issuing the video.
On behalf of Japan, we accept your challenge.
But on one condition: That melee combat be a part of the fight.
Organize the duel, Megabots, and we’ll be there to battle it out.
This duel stands to go down in history as the world’s first giant robot battle.
Let’s make sure it’s something for the historians to write about.
勇気ある挑戦ありがとう、メガボッツ。
我々は日本代表として君たちの挑戦を受けよう。
ただし、戦いは、格闘戦だ。
世界初のジャイアントロボデュエル。これはおそらく歴史に残るだろう。
それにふさわしい強力なバトルをしようじゃないか。
さあ、準備をはじめよう。
さらに倉田氏は自身のブログでも挑戦状について触れていて、クラタスとメガボットの対決について「巨大ロボット同士のスポーツ」と考えているとのことです。
なんでも作るよ。
http://monkeyfarm.cocolog-nifty.com/nandemo/
水道橋重工としての彼らへの返答メッセージを
水道橋重工公式サイト
水道橋重工FB
両方でで公開いたしました。
賛否あるかと思いますが、まぁ、そういうことで。。
どんな返事だろうと、早い方が色々いいわな、、、ということで、この2~3日はフル回転。
アイツらは、ビデオゆっくり作るもあったのだろう、ちょっとずるい。
こっちも仲間は精鋭揃いとはいえ、大変なんだぞ、、、。
あとですね。
ちょいとこのブログのコメントも珍しく荒れた感じが見て取れ。
この感じが大きくなるようなら、少しの間コメントの受付かんがえようかな、、と思ったり。
で。
まぁ、ちょっと言いたいことひとつ。
国旗があろうが、アメリカ人だろうが日本人だろうが。
戦いに憎しみ持ち込んだら戦争、憎しみの無い戦いはスポーツというのがオレの認識。
今回は間違いなく後者、スポーツ。
だって、自分で作ったロボット自慢したくてこんなバカ動画送ってくる連中だぜ。
まだ会った事もないけど、オレ、こういう連中大好きだもん。
全力で遊んでやんよ。
でも負けねぇぞ。
なお、水道橋重工の返答を見たメガボットは、さっそくFacebook上で「SUIDOBASHI ACCEPTED!!!(水道橋重工が挑戦を受けてくれたぜ!!!)」と反応を示しています。また、対決を心待ちにしているファンに対しては「Excuse us while we figure out some ground rules...(試合のルールを決めるまで少し待っていてくれ)」ともコメントしています。
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