イタリア人が認めなかったパスタ「カップヌードルパスタスタイル ボロネーゼ/ボンゴレ」は本当にパスタじゃないのか食べて確かめてみた
日清食品は2015年6月29日(月)に「イタリア人が認めなかったパスタ」という新商品「カップヌードルパスタスタイル ボロネーゼ」と「カップヌードルパスタスタイル ボンゴレ」を発売しました。パスタの本場、イタリアでは84%の人に「パスタじゃない」という評価を食らったという強烈なインパクトを放つ新商品がどんな味になっているのか、食べてみることにしました。
イタリア人が認めなかったパスタ。カップヌードル・パスタスタイル
http://www.cupnoodle.jp/pastastyle/
カップヌードルパスタスタイル ボロネーゼ | 日清食品グループ
https://www.nissin.com/jp/products/items/6833
カップヌードルパスタスタイル ボンゴレ | 日清食品グループ
https://www.nissin.com/jp/products/items/6834
ということで、さっそく買ってきたカップヌードルパスタスタイルの2品。
「ボロネーゼ」は、いわゆるミートソース風味の味付けとなっており、フタにもミートソースパスタの写真がデザインされています。
この商品は「カップヌードル」でありながら、カップ焼きそばのように湯切り口からお湯を捨てるようになっているのが特徴的。お湯で戻した麺にソースなどをかけて食べるというわけです。
原材料は油揚げめんとソース、かやくなどとなっており、ソースにはトマトパウダー、かやくには味付け肉そぼろや玉ねぎ、にんじんが含まれています。
1食あたりのエネルギー量は447kcalで、食塩相当量は4.1グラムとなっています。
ふたを開けると、中には粉末ソースと調味オイルが入っていました。
麺は断面が円形になっており、たしかにパスタを感じさせるものになっています。かやくには、ラーメンのほうの「カップヌードル」で見るのとは少し違う様子のお肉や白い玉ねぎ、赤いにんじんなどが入っています。
ということで、まずはボロネーゼから調理してみます。お湯をおよそ390ml注ぎます。
そして5分待機。
5分たって麺がお湯で戻されたら、カップ焼きそばと同じ要領でお湯を捨てます。この時、中のお肉が少しこぼれてしまうので、茶わんのようなもので捨てたお湯を受けるようにしておいたほうが良さそうです。
お湯を切った直後の状態。麺はストレートタイプになっており、見た目は確かにパスタ感があります。
まずは粉末ソースを投入してまぜまぜ。トマトパウダーが配合されたソースからは確かにボロネーゼのような香りが漂ってきました。
次に、調味オイルを投入してさらにまぜまぜ。パスタなので最初はフォークで混ぜていましたが、しっかりと底から混ぜるのであれば箸を使った方がうまくできます。
30秒ほどかき混ぜてソースとオイルがまんべんなく行き渡ったら調理は完了。トマトソースの甘い香りがふわりと感じられます。
ひと口パクリと食べてみると、たしかに本格的なパスタを期待すると肩すかしを食らってしまうので、「イタリア人が認めなかった」ということに納得してしまう食感。ただし、これは決しておいしくないというわけではなく、これはこれで十分おいしく食べ進められる仕上がりといえそう。甘さのあるソースの風味と肉そぼろの食感は、まるで給食の時に食べた懐かしいミートスパゲティのようで、じつに安心できる味に仕上がっていました。
軽く塩味を感じ、コシはないがモチモチとした食感の麺は、まさにカップヌードルの世界を感じさせるもの。繰り返しになりますが「本物のパスタだ」と思って食べるからガッカリするだけなのであって、こういう食べ物だと思って食べるとまったく期待を裏切られることはないといえそうです。
続いて「ボンゴレ」を食べてみます。こちらもパッケージにはアサリや鷹の爪が入ったパスタ・ボンゴレの写真がデザインされています。
原材料には、味付あさりや赤唐辛子といったボンゴレならではの食材が含まれています。
一食あたりのエネルギー量は414kcal、食塩相当量は4.1グラムとなっています。
こちらも中には粉末ソースと調味オイルが入っていました。
ふたを開けると、乾燥したアサリと鷹の爪の姿がお出まし。食材だけ見れば、まごうことなきボンゴレです。
お湯を注ぎ、5分たったらお湯を捨てます。この商品もかやくが穴からこぼれ落ちてしまうので、このようにお茶碗でお湯を受け、底に残ったかやくをカップに戻してやればOK。
ソースとオイルを入れて混ぜると調味が完了。オイルのおかげで麺にツヤが出て実に食欲をそそります。原材料には含まれていないはずのニンニクの香りを感じてしまうのは気のせいでしょうか。
ズズッとひと口。アサリ独特の風味と赤唐辛子のピリッとした辛みはまさにボンゴレ。ボロネーゼも再現度は悪くないですが、ボンゴレのほうが本格的な風味を味わうことができます。もちろん本格的なアルデンテ麺というわけではありませんが、食べ慣れたカップヌードルの食感でパスタを味わえるという不思議なメニューとなっていました。
お昼ご飯などに食べるときには、サラダを一品添えるとさらにおいしく食べることができそう。「カップヌードルパスタスタイル ボロネーゼ」と「カップヌードルパスタスタイル ボンゴレ」は、ぞれぞれ税抜価格198円で販売中です。
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