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「Googleで病気を検索しない」など健康に関して注意すべき8つのコト

By Wellness GM

残念なことに年齢を重ねていくと、人は誰しも健康の問題に直面してしまうもの。少しでも長く健康でいられるように、運動をしたり食生活を正すことで降りかかってくる病気を予防するのですが、その中には間違った知識に基づくものもあります。数々の健康に関する記事を執筆してきたVoxのJulia BelluzaさんとSarah Kliffさんが、自身の経験から学んだ「健康に関して注意すべき8つのコト」を公開しています。

No more dieting, and 7 other things we do differently after reporting on health care - Vox
http://www.vox.com/2015/5/20/8621527/health-tips-reporter

◆1:短期集中型のダイエットをやめる
自身の経験をもとにしたダイエット記事を執筆しながら、科学の面からもダイエット手法を勉強したというBelluzaさんが導き出した答えが、サプリを摂取したり、食習慣を極度に変化させるような「短期集中型のダイエットをしない」ということ。短期集中型のダイエットは長期的な目で見ると、体重が増えてしまう原因になることもあります。ダイエットをするならば、健康的な食事をとったり、体に負担がかからないように摂取カロリーを減らしたり、健康的な生活リズムを取り入れるなど、長期間かけてゆっくり体重を減らすのが健康にも、お財布にもいいとのことです。

By TipsTimesAdmin

◆2:健康に関するニュースは無視
「ある食べ物が健康にいい」など毎日のように健康に関するニュースがあふれていますが、「全てを信じてはいけない」とBelluzさんは主張しています。健康関連のニュースは実際に行われた研究に基づいていますが、中にはその研究内容が信じるに値しないものがあります。特に1つだけの研究で導かれた結果を信じるのは危険と言わざるを得ず、複数の比較試験結果を分析したメタアナリシスシステマティック・レビューを参考にするべきだと語っています。

By (Mick Baker)rooster

◆3:病院にはリスクがある
アメリカでは、医療ミスで死亡する人の数が、ガンやエイズで死亡する人の数より多いことが判明しています。間違ったクスリを患者に投与してしまった事件は毎年約150万件起こっており、看護師が手を洗わなかったことが原因で衛生状態が悪くなっていた病院もあります。病気を患ったら病院に行き、医師の診断を仰ぐのは当然ですが、病院が時には危険な場所になるのを理解するべき。

By PBS NewsHour

◆4:健康関連でググるのをやめる
体調がおかしいな、と感じたら症例をGoogleで検索してみる人が多いのは事実ですが、検索結果に表示される中には全く信用に値しないものもあります。もし、自分の症例と合っているものを見つけても間違っている可能性もあり、インターネットの情報だけを信じるのはベストな選択とは言えません。

By MoneyBlogNewz

◆5:経口避妊薬はダメ
ピル(経口避妊薬)には飲み忘れや、摂取する時間を間違えるなど、人為的なミスがつきもの。それを証明するかのように、ピルを服用していても妊娠してしまう確率は6%もあります。ピルの代わりにKliffさんが使っているのはIUDと呼ばれる子宮内避妊器具。医師が子宮に埋め込むタイプのIUDは数年間に渡って避妊を持続し、ピルのような人為的ミスが存在しません。ただし、軽度の痛みを感じる人もいるそうです。

By e-Magine Art

◆6:医者が抗生物質を処方したら警戒を
抗生物質はインフルエンザや気管支炎といった感染症に効果がないにも関わらず、間違って処方されてしまうことがあるとのこと。1996年から2000年に行われた調査では、感染症患者の71%に抗生物質が処方されていたことが判明しています。不必要に抗生物質を摂取すると、体内にいるバクテリアに耐性ができてしまう原因にもなるそうです。

By Jan Jablunka

◆7:多すぎるガン検診はよくない
ガンの早期発見のために定期的なガン検診を受けることは、何も問題がないように思えますが、Belluzさんによれば、ガン検診は健康な人に必要のない治療を施したり、不安を無駄にあおったり、良性腫瘍を摘出してしまったりすることがあるとのこと。

New England Journal of Medicineに掲載された韓国における甲状腺ガンの調査では、国が主導のキャンペーンでガン検診を促進させたところ、20年間で甲状腺ガンの患者数が20倍に増加したことが分かっています。しかし、その20年間における甲状腺ガンによる死亡者数は変化しておらず、単にガン患者を増やしてしまっただけという結果を生んでいます。Belluzさんは「政府のキャンペーンは成功したものの、甲状腺ガンに対する治療に関しては何も進展がない」と指摘。

By Jim Champion

「全てのガン検診が悪いわけではありません」とBelluzさんは前置きした上で「医師にガン検診のリスクを聞いてから受けるべきで、ガン検診を受けまくるのが良いとは言えません」と話しています。

◆08:少数の医師と契約する医療保険
アメリカの医療保険の1つに、少数の医師による治療にのみ保険が適用されるという「Narrow networks」と呼ばれるものがあります。Narrow networksに登録されているのはアメリカで最高の医師ではありませんが、利用者は医療費を抑えられるとのこと。MITの調査では、Narrow networksに切り替えた人が以前より3分の1ほど医療費を抑えられていることが判明しています。ただし、Kliffさんは「Narrow networksは特定の医師、例えば肺がんのスペシャリストといった医師の治療を望む人にはオススメできない」とも話しています。

By 401(K) 2012

BelluzaさんとKliffさんの主張には少し偏ったものもありますが、頭に入れておいてもよさそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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