フワフワサクサクの衣で極上のとんかつが食べられる「勝烈亭」
熊本で何か食べるものはないだろうかと探した時に見つけたのが、食べログでも評価の高かったとんかつ屋「勝烈亭」。コストパフォーマンスや雰囲気は人によって評価が分かれているものの、味に関しては高評価が多かったので間違いはないだろうと考え、行くことに決めました。
林産業株式会社|勝烈亭|公式ホームページ
http://hayashi-sangyo.jp/
お店の場所は熊本市中央区新市街8-18 林ビル1F、熊本市電の辛島町電停から徒歩2分ぐらい。
電停から東へアーケードの中を進み、右手側の大きなパチンコ屋の次の角を曲がります。
すると左手側の並びにあるのが勝烈亭です。
勝烈亭のモットーは一皿一皿に全力を注ぐ「全尽一足」。
店頭にあったメニュー、メインは「とんかつ膳」、そして「特選厚揚げ膳」。
他に海老フライ膳やかつ重などもあります。
豚肉は霧島高原の黒豚や久住高原の指定農場豚などを使用、パン粉は粗挽きの生パン粉を使用しているとのこと。
今回はせっかくなので「厚揚げ 六白黒豚 棒ひれかつ膳」(180g、税込2700円)を注文してみることにしました。まずは漬け物、大根おろし、小さなすり鉢が運ばれてきます。
大根おろしと一緒に使うポン酢、キャベツ用のドレッシング、洋風ソース、ごま、和風ソースなどが並んでいます。
この入れ物には高菜がギッシリ。
10分弱ほどでとんかつ、ごはん、みそ汁が運ばれてきて、膳が揃いました。
これが180gの棒ひれかつ。本当に棒のように細長いものを出すお店もありますが、ここの棒ひれかつはちょっと平ら。しかし、厚みはたっぷり。これ1切れで30gぐらいある計算です。
ごまには和風ソースを入れる、とのことなので、ごまをすり下ろしてから和風ソースを入れてまぜまぜ。
ちょっと甘めの味わいにごまの風味が加わって、このソースだけでもおいしいのですが、それを乗り越えてくるかつの力強い味わい。思わず「おほっ!?」と変な声が出そうになるほどです。
洋風ソースとごまは合わないとのアドバイスをもらったので、直接かつにかけてみました。ちょっと多すぎたかなというソースはウスターソースをベースにしているとのことで、辛口寄り。しかし、それでも「ソース味のお肉」になってしまうことなく、肉の味が前面に出てくるのはすごい。
肉だけではなく衣も特徴的で、かじった時に「ガリッ」ではなく「パラパラッ」と崩れて口の中にふわっと広がる感じ。良質なかき氷のように、最初はシャクシャクとした食感がありますが、じきに溶けてしまいます。この衣だからこそ、肉をしっかりと味わえているのかも。
せっかくいろいろな食べ方ができるので、一切れずつ試してみました。衣にちょびっとだけ塩をつけて食べると、通になったような雰囲気。肉自体がおいしければ、調味料はわずかでもOKということがよくわかります。
マスタードをちょっとだけつけるのもアリ。
さっぱり食べたいならおろしポン酢にわさびで食べるという手もあります。あまり大根おろしを使いすぎると、せっかくの衣のふわっとした感じがなくなってしまうので要注意。
ごはん、みそ汁、キャベツはおかわり自由。このとんかつ一切れで茶碗一杯分のごはんを食べることなど造作もないことなので、おなかがはち切れるほど満腹になれます。
お店自体も騒がしくなくいい雰囲気が漂っていて、満足感はかなり高かったです。「2000円以上出すからにはそれだけのものであって欲しい」という期待に、きっと応えてくれるはず。ちなみに、ランチだと1000円台で定食が食べられるので、行列ができるとのこと。開店時間は11時30分~22時で、そのうちランチ営業は平日の16時まで。12月31日~1月2日以外は営業しているとので、熊本でごはんを食べる時間がゆっくり取れるのであれば、1度行ってみて下さい。
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