未年にちなんで「羊の脳みそカレー」を食べてきた
日本では羊の肉を使った料理はあまり一般的ではないものの、モンゴルの「ジンギスカン」、中国の「火鍋」、西欧諸国の「ラムチョップ」など、さまざまな羊料理が存在します。干支の未年にちなんで羊料理を探していたところ、なんと羊の脳みそをカレーにしてしまった「羊の脳みそカレー」が食べられるパキスタン料理店を発見したので、一体どんな味わいなのか、実際に食べに行ってきました。
Alis Kitchen Halal Pakistani and Arabic food
http://www.aliskitchen.jp/
アリーズ キッチン (ALI'S KITCHEN) - 心斎橋/パキスタン料理 [食べログ]
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270201/27045608/
住所は大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-10-12 トレスビル B1F。御堂筋線の心斎橋駅から徒歩数分のところにあります。
というわけで羊の脳みそカレーが食べられる「アリーズ キッチン」に到着。
入り口前には看板が置かれており、テレビなどの取材もよく来ている様子。
「羊の脳みそカレー」は人気No.1メニューとのこと。
お店は地下1階なので、階段かエレベーターで向かいます。
入り口は庶民的な雰囲気と香辛料の香りが漂っています。
店内は20人~30人ほどで満席になる感じ。
厨房は自宅のカウンターキッチンを改造したような風情。当日は少しの間だけ空いていたのですが、すぐに満席になっていました。店員さんは外国の方ですが、日本語はペラペラだったので行ってみたい人は電話して確認した方がよさげ。
というわけでメニューを見てみます。米料理のビリヤニもファンが多い1品とのことですが、意を決して、羊の脳みそカレーである「ブレインマサラ」(税込1300円)を注文。一体どんな食べ物なのか、戦々恐々です。
待つこと15分ほどでついに羊の脳みそカレーが登場。見た目では脳みそかどうかわかりづらいのですが、「白い物体が脳みそなのでは……」と、なかなかスプーンが進みません。
いざ、脳みそらしき白いカタマリをすくってパクリ。食感は白子のような、固めの豆腐のような感じで、意外にも臭みなどは全くナシ。脳みそ由来なのか不明でしたが、脂っこい後味も感じます。カレー自体は香辛料がよく効いたパキスタンカレーで、「常連が多いのもうなづける」ということがわかるうまうまなカレーです。
じっくり煮込まれたトマトや野菜などもたっぷり。
噛むとミントのような不思議な香りを放つ何かの植物の種子も入っており、店員さんによると香辛料の1種とのこと。
ラー油のような赤い油がひたひたなのですが、よっぽど辛いものが苦手な人以外は「辛くて食べられない」ということはないレベルの辛さ。
脳みそカレーにはナンが良く合うとのことだったので、チーズナン(税込700円)も注文しました。
焼きたてアツアツのナンの中にとろーりしたチーズが挟まれた1品。そのまま食べても非常においしい。
脳みそカレーといっしょに食べると、チーズのうま味と脳みそがマッチ。食材を言われなければ「単なるおいしいカレー」なのですが、後半戦まで「脳みそを食べている」という感覚が抜けなかったので、ナンの注文は必須でした。
なお、カレー自体は小さめのお皿に盛りつけられており、全体に分量は少なめ。しかし、濃厚な脳みそやしっかりと香辛料で煮込まれたカレーは食べ応えがあるので、満足感は十分です。
というわけで最後まで完食。最後の方で脳みそにも慣れてきたので食べ終えるのが惜しいほどでした。「未年だから羊の脳みそ食べたい」と思っている人は、おいしく珍しい体験ができるのでオススメです。
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