無料でブラウザベースのマインドマップを作成できる「My Mind Map」

自分のアタマの中を「見える化」できるマインドマップは、頭の中を整理するのに役立つほか、問題点の解決や新たなアイデアの発想につながることもあるという便利なツールです。「My Mind Map」ではそんなマインドマップをブラウザベースで作成することが可能になっています。

My Mind Map :: My Mind
http://my-mind.github.io/

My Mind Mapを利用する場合でもソフトウェアのインストールやアカウント設定などは一切必要なし。上記のURLを開くと、新規マップを作成する画面が開きます。「My Mind Map」と書かれた部分をダブルクリックすると、マップのタイトルを変更することが可能です。

アイテム上で右クリックすると、マップの編集メニューが表示されます。

「Insert a child」はアイテムの下に枝分かれする子要素を作成します。まずは親要素「2015年の目標！」の下に子要素を作成し、「プライベート」という要素名を設定。

次に、「プライベート」と同じ階層に「仕事」という要素を作成してみます。「プライベート」の上で右クリックしてメニューから「Insert a sibling」をクリックして親要素の真下に新しい要素を作成し、「仕事」と要素名を設定しました。

「プライベート」の下に、細分化した項目を作成します。ここでも使うのは「右クリック」→「Insert a child」で、「旅行」「スポーツ」などの項目を作成。要素の表示スタイルは階層に応じて自動で設定されています。

さらに「スポーツ」の下に子要素として「自転車」「野球」「トレッキング」などを作成しました。要素が3段階を超えると、自動で設定される表示スタイルは固定される様子です。

要素を結ぶ線のスタイルは画面右側のメニューから変更することが可能です。画面右メニューの「LAYOUT」をクリックして「Tree-Right」か「Tree-Left」を選択すると、マインドマップでよく見かける木の枝のようなデザインに変更されました。

要素の形状を変更することも可能。画面右メニューの「SHAPE」から「Box」「Ellipse」「Underline」の3種類のデザインから選ぶことができます。

また、各要素には数式を設定しておき、子要素の値をもとに自動計算した結果を表示させることが可能です。画面右メニューの「VALUE」から「Sum(合計）」「Average(平均)」「Minimum(最小値)」「Maximum(最大値)」を設定します。

そして、子要素で「VALUE」→「Number」(数値)とクリックし、表示される画面で数値を入力して「OK」をクリックすると……

子要素の数値を平均したものが、「Average」を設定した要素に表示されました。これはプロジェクトごとの進捗率を見る際に便利な機能です。

各要素に対してマークをつけることも可能。「STATUS」から「Yes」「No」「Autocompute」を選択して設定すると、各項目の右横に「✓」や「×」のマークが表示されました。

「COLOR」を要素に設定すると、選択した要素以下の階層が同じ色に色分けされるので、枝分かれ構造を把握しやすくすることができます。

このようにして作成したマインドマップは、画面右上のアイコンをクリックすることで保存することが可能です。

データの保存は、ブラウザのデータが保存されているローカルのフォルダやFirebase、Googleドライブなどに保存できるほか、その他の各種ファイル形式への書き出しや画像として保存することも可能となっていました。

テキストファイルの形式は、JSONデータやマインドマップ用フリーソフト「FreeMind」の形式などを選択可能。プレーンテキストへの書き出しを行うことも可能です。

保存したプレーンテキストの中身はこんな感じ。改行とタブの挿入でマインドマップの構造が記述されていますが、各項目に設定した内容は見当たらない様子。

保存したプレーンテキストをMy Mind Mapに読み込ませてマインドマップを表示させると、このように要素ごとに設定したカラーや数式の内容は全てカットされていました。大切なデータは、FreeMindの形式などで保存しておく必要があるようです。

My Mind MapはGitHubでもソースコードが公開されており、自由にフォークして更新することもできるようになっています。

my-mind/README.md at master · ondras/my-mind · GitHub
https://github.com/ondras/my-mind/blob/master/README.md