試食

ビーフシチューやエビチリをケーキにした斬新すぎる「Coven」のおかずケーキを食べてみた


クリスマスが近づきケーキを食べる機会も増えてきますが、既存のケーキとは全く違うコンセプトなのが「Coven」のおかずケーキ。エビチリ・ビーフシチュー・ナポリタン・オニオングラタンスープなど、おかずとしておいしく食べられるメニューをあえてケーキに練り込んでいる斬新な商品とのことで、実際に買って食べてみました。

ocazucake -- Coven --
http://ocazucake.com/



Covenの住所は東京都世田谷区駒沢2-1-6。東急田園都市線「駒沢大学駅」の西口を出て徒歩2分の距離にあります。


お店に到着。


お店にイートインスペースはないので、おかずケーキは持ち帰りオンリーです。


こんな感じでずらりとケーキが並んでいます。


ということで、全部で9種類のおかずケーキを購入しました。


おかずケーキ1個の多さはiPhone 5と比べてこのくらい。やや小ぶりなサイズです。


まずはビーフシチュー(税込410円)から食べてみます。


レンジで軽く温めるとよりおいしく食べられるとのことなので、まずは30秒ほどチン。


ケーキ側面を包む紙を剥がして……


てっぺんに刺さっている「ビーフシチュー」のタグも外します。


半分にカットするとこんな感じ。ケーキのてっぺんにはシチューの具であるニンジンが載せられていましたが、中にはごろりと大きな肉の塊が入っていました。


食べてみると、よく煮込まれ柔らかくなったお肉はトロリとした脂も乗っていて絶妙。生地はパンというよりもマフィンやカップケーキの食感に近く、レンジでチンするとフワフワになります。ただ生地全体がシチューの味、ということではなく、あくまでシチュー+ケーキなので、シチューの染みているところはウマウマなのですが、染みていないところは普通のパン。小さなサイズに設計されているので、シチューとケーキを同時に口に入れるようにガブッとかじるのがオススメです。


続いて、筑前煮(税込346円)。


半分に割ると、大きめにカットされた鶏肉やゴボウがゴロゴロと入っているのが分かります。


パンよりもむしろご飯が欲しくなる筑前煮ですが、ケーキ自体の味付けは優しいので、しっかり味の染みた筑前煮の旨みを楽しめます。これもチンするとケーキはフワフワの食感になるのですが、具だくさんなので意外にお腹にたまりそうです。


次はオニオングラタンスープ(税込346円)。


これは上2つの具がごろごろ入ったケーキとは違って生地におかずを練り込んであるタイプのケーキ。


ケーキの上部に焼けたチーズがトッピングしてあり、チーズの香ばしさとじっくり炒めた玉ねぎの甘み・香りが合わさることで紛れもないオニオングラタンが演出してある一品。生地全体にスープが練り込んであるので、ビーフシチューとは違いどこを食べてもおかずの味が楽しめるようになっていました。


オレンジ色のおかずケーキはエビチリ(税込389円)。


生地上部にソースがかけられており、ケーキの中にはエビがごろごろっと入っていました。


エビはプリッとした食感で、ソースは甘め。おつまみにもよいケーキとありますが、「もう少し辛いチリソースの方がアクセントがあってよいかも」という意見もありました。


炒めた野菜とケチャップソースで味付けしてあるのが、ナポリタン(税込324円)。


ケーキのてっぺんにはケチャップソースがたっぷり。


中には刻み玉ねぎやベーコンが入っていました。


ピーマン・ベーコン・玉ねぎ・ケチャップという組み合わせはまさにナポリタン。筑前煮などに比べると味がしっかりしているので、「優しい味じゃなくてジャンクさが欲しい」という人にはオススメ。


お総菜の定番である五目ひじきを生地全体に練り込んだという、五目ひじき(税込346円)。


パカリ。


ひじきとパンを練り合わせて果たして合うのか……?とドキドキしながら食べたのですが、和と洋が意外にマッチしており、優しい味でした。


続いては、野菜とウインナーをコトコト煮込んで完成させた、フランスの家庭料理ポトフ(税込367円)。


ケーキ上部からはウインナーが顔を覗かせています。


これも筑前煮やビーフシチューと同じく、優しい味の生地に具が練り込まれたケーキ。具が入っていない部分は少し物足りなさがありますが、ソーセージやニンジンにはしっかり味がしみており、ほっこりしたポトフを楽しめます。


おかずケーキ専門店ですが、おかずではない、デザート系のケーキもありました。


「スペシャル」と書かれているのは期間限定のマロングラッセのケーキ(税込410円)。


てっぺんにはチョコレートっぽいソースがかけられています。


割ってみると、中にはゴロっと大きなマロングラッセが入っていました。


マロングラッセは大きな栗の皮を剥き、ゆでこぼし、丁寧に下処理をしてコトコト甘煮にしたもの。柔らかくしっかり甘いのですが、チョコレート味の生地が甘さ控えめなのでバランスがよく、コーヒーやお茶必須なチョコレートケーキと違ってパクパク食べられます。


最後は白ごまがトッピングされた、ごまだんご(税込324円)。


カットしてみると、黒ごまが練り込まれて灰色になった生地の中にこしあんがたっぷり入っています。


それ以上に表現ができないほど「ごまだんご」。甘さと香ばしさが絶妙なケーキとなっており、スタッフさんによるとレンジで温めたごまだんごにバニラアイスを乗せてもおいしいとのこと。


小さめのサイズといい、全体的に優しい味付けといい、どちらかと言うとガッツリ食べたい人というよりは「丁寧に作られたおいしいものを少しずつ食べたい」という人向きでした。なお、12月は「ローストチキンのおかずケーキ」や「イチゴカスタードのケーキ」なども販売されています。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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