「Surface Pro 3」がどんなハードウェアなのかよくわかるムービー&実機フォトレビューまとめ
従来モデルのSurface Pro 2まではタブレット端末とPCの中間という位置づけでしたが、「Surface Pro 3」はよりラップトップPC(ノートPC)に近い形となっており、「究極のラップトップPC」と呼ぶべきハードウェアに進化しています。
Announcing Surface Pro 3 | Surface Blog
http://blog.surface.com/2014/05/announcing-surface-pro-3/
How does Microsoft's Surface Pro 3 stack up to Apple and the rest of the competition? | The Verge
http://www.theverge.com/2014/5/20/5735824/surface-pro-3-comparison-macbook-ipad-yoga
Surface Pro 3がどのような見かけのものなのかは以下のムービーを見るとよくわかります。
Surface Pro 3—The Tablet that Can Replace Your Laptop - YouTube
Surface Pro 3最大の特徴は、アスペクト比3:2の12インチディスプレイ。
解像度は2160×1440で画素密度は216ppi。Surface Pro 2(1920×1080)に比べて1.5倍の画素数になっています。なお、1台ごとにカラーキャリブレーションを行ってから出荷されるとのこと。
Surfaceシリーズ特有のKickstand(キックスタンド)も角度を無段階変化できるようになるなど大幅に改良が加えられています。
ペンでの操作を考慮してキックスタンドは最大150度まで開くように進化。
スピーカーは45%も音量アップ。
Surface Pro 2の907グラムに対してSurface Pro 3は798グラムとさらに軽量に。厚みはわずか0.91センチで、これはIntel CPU搭載のあらゆるPCの中で最薄とのこと。
Surfaceペンもさらに進化。ノック式のボタンで簡単にスクリーンショットを撮れます。
ペンタッチもさらに改良が加えられており、無償化されたOneNoteと連携させることでSurface Pro 3をノート代わりに使えるハードウェアとするべく開発に力を入れたとのこと。
USBポートはUSB3.0に対応で高速なデータ転送が可能。
ファンシステムを30%効率化しつつサイド部分にスリットのフィン構造を持たせ放熱性を向上させることでCPUはCore i7の採用に成功。
着脱式キーボードType Coverもさらに薄くなり、トラックパッドも68%大きく操作性もさらに滑らかに。
Type Coverのカラーは5色。なお、従来ラインナップされていた感圧タイプのキーボード「Touch Cover」のアナウンスはされていません。
◆スペック
OS:Windows 8.1 Pro
CPU:第4世代Intel Core i7/i5/i3
SSD:64/128/256/512GB
メモリ:8GB(256/512GBモデル)、4GB(64/128GBモデル)
グラフィック:Intel HD Graphics 4400
ディスプレイ:12インチIPS液晶(2160×1440)
フロントカメラ:500万画素(1080pムービー撮影可能)
リアカメラ:500万画素(1080pムービー撮影可能)
サイズ:横29.2センチ×縦20.13センチ×厚さ0.91センチ
重さ:798グラム
連続駆動時間:9時間
無線:Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0 LE
その他:USB3.0端子・microSDカードスロット・Mini DisplayPort搭載
Microsoftは公式ブログ上で「Surface Pro 3は11インチMacBook Airよりも軽く、厚みはMacBook Proの約半分」とアナウンス。
これは、MacBook Airよりも軽いとのデモンストレーション。Touch Coverを装着した状態でもSurface Pro 3の方が軽いとのこと。
Surface Pro 3を、iPadなどのタブレット端末ではなくMacBook Airなどの高性能ラップトップPC(ノートPC)に対抗するハードウェアと位置づけている模様。
とはいえ、Surface Pro 3はタッチパネルを搭載していてタブレット端末としても使用できるため、OneNoteなどとの相性は抜群。
さらに、MicrosoftはAdobeと提携、Photoshop CCのSurface最適化バージョンがリリースされる予定です。
プレスイベントで実際にSurface Pro 3を試しているのがこちらのムービー。
This is the Surface Pro 3 (hands-on) - YouTube
水色のTypeCoverのSurface Pro 3。
TypeCoverを装着してもこの厚み。
OSはWindows 8.1 Pro。
キックスタンドはスムーズに角度を変更可能。
ヒンジの角度調整は無段階変化OKに。
キーボードの端は、このように折り曲げた状態で固定できます。
最適な角度にすれば膝上で使えるので、まさに「ラップトップ」
小さくて不評だったトラックパッドも大きくなって操作性アップ。
ペン入力の操作性は……
細い線も描けるため、かなり快適とのこと。
おもわずニンマリ。
ソファの上での操作性も良好とのこと。
解像度2160×1440の12インチディスプレイを持ち、第4世代Coreプロセッサや最大512GBのSSDを搭載、Windows 8.1 Proが動き、重さはわずか798グラムで厚さ1センチを切るSurface Pro 3は、Ultrabookがかすんで見えるほどのハイスペックを誇り、Microsoftの「本気」が見えるハードウェアと言えそう。
なお、Surface Pro 3は、Core i3・4GBメモリ・64GB SSDのモデルが799ドル(約8万1000円)、Core i5・4GBメモリ・128GB SSDのモデルが999ドル(約10万1000円)、Core i5・8GBメモリ・256GB SSDのモデルが1299ドル(約13万2000円)、Core i7・8GBメモリ・512GB SSDのモデルが1949ドル(約19万7000円)で、アメリカ・カナダでは2014年6月20日に発売され、日本でも2014年8月末までに発売予定となっています。
・つづき
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