10.6インチタブレット「Surface Pro 2」の中身は一体どうなっているのか?
10月22日にアメリカで販売が開始され、日本でも発売予定のMicrosoftの新型タブレット「Surface Pro 2」が速攻でなんでも修理したり分解したりするプロフェッショナル集団「iFixit」によって中身がすべて公開されまくっています。
Microsoft Surface Pro 2 Teardown - iFixit
http://www.ifixit.com/Teardown/Microsoft+Surface+Pro+2+Teardown/18604/1
The Microsoft Surface Pro 2 Teardown Review - YouTube
こちらがSurface Pro 2のフットスタンプ。サイズは旧型「Surface Pro」と同じです。
厚さは1.3センチメートル、重さ907グラム。
ディスプレイサイズは10.6インチ、解像度1920×1080、画素密度は208ppi。
さっそく分解にかかります。まずはキックスタンドのネジを外します。しかし、外観を見渡しても目視できるネジはこの部分にしかありません。
ホットガン(ヒートガン)でディスプレイのベゼル部分を温め接着剤を剥がすことに。
ギターのピックのようなオープナーを何枚も突っ込んでディスプレイを徐々に剥がしていきます。
ようやく内部を見ることができました。
マザーボードは裏向きで搭載されており、そのままでは各種チップに対面できません。
50本のビスを外してやっとマザーボードを外すことができます。
こちらがSurface Pro 2のマザーボード。
赤枠部分が、Intel第4世代Coreプロセッサ「Haswell」のCore i5。
Surface Pro 2のSSDはmSATAです。コントローラーはMarvell製、メモリチップはHynix製です。
バッテリーも接着剤でがっちり固定されています。
バッテリーセルは2ピースに分かれています。容量は、4200mAH。
分解した部品を並べるとこんな感じ。
Surface Pro 2の分解(修理)難易度は「1」。最も分解困難な部類にあたります。
ディスプレイ部分を外すのが極めて難しいこと、ディスプレイやバッテリーが大量の接着剤で固定されていること、うまくディスプレイを取り外せてもその外周に取り回されたケーブルを剥がさなければいけないこと、が難度の高い理由です。
バッテリーやSSDはマザーボードに半田づけされているわけではないものの、そこにたどり着くまでの道のりは険しく、Surface Pro 2を分解するには、壊す覚悟で行う必要があるとのことです。
・2013/10/24 15:20追記
日本マイクロソフトは、新モデル「Surface 2」、「Surface Pro 2」、3種類のキーボード付きカバー、およびアクセサリ類を発表しました。一般向けには、Surface Pro 2 (512GB)を除き10月25日から量販店グループやオンライン経由で、また法人向けには、11月1日より認定Surfaceリセラーから販売されます。
一般向けのSurface 2は4万4800円(32GB)、5万4800円(64GB)、Surface Pro 2は、9万9800円(128GB)、12万9800円(256GB)、17万9800円(512GB)、法人向けのSurface 2は4万4800円(32GB)、5万4800円(64GB)、Surface Pro 2は、10万9800円(256GB)、15万9800円(512GB)(いずれも税込)となっています。
また、Surface 2およびSurface Pro 2には、Skype 12か月無料特典「世界61か国 固定電話かけ放題プラン」、Skype 12か月無料特典「Skype WiFi 12か月無料」、SkyDrive 200GB フリー (2年間)のクーポンがついてくるとのことです。
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