Microsoftが満を持して発表したWindows 8搭載の自社製造タブレット型PC「Surface Pro」フォトレビュー
Microsoftが自社製造している端末「Surface」はWindows RTとWindows 8という2つのOSのフラグシップモデルとでもいうべき端末として市場に登場しました。攻殻機動隊とのコラボを披露したり、Surface RTの在庫があまりまくっていると話題になったりと、何かと注目を集めている端末なので、実際に触って使い心地を調べてみることにしました。
マイクロソフトの Surface Pro、新しい Windows タブレット
http://www.microsoft.com/surface/ja-jp/surface-with-windows-8-pro/
◆フォトレビュー
SurfaceにはSurface RTとSurface Proの2機種が存在しますが、今回レビューするのは上位機種である「Surface Pro」。
箱の側面には「Windows 8 Pro」の文字が。
白い箱を取り出して……
パカリ。
中にはSurface Proの本体・充電アダプタ・充電用ケーブル・ペン・説明書。
これがSurface Pro本体、10.6インチのClearType HD ディスプレイ、1920x1080ピクセル・16:9のワイドスクリーンで10ポイントマルチタッチに対応。
OSにはWindows 8 Pro、CPUはIntel Core i5-3317U(1.7GHz)でメモリは4GB(増設不可)。
背面はこんな感じ。
指紋がかなり目立ちます。
前面と背面には720p HD LifeCamが1つずつ搭載されています。
実際に背面のカメラで撮影するとこんな感じで、スタンドで本体を立たせた状態でカメラが前方の物を撮影できるようになっています。
天面には電源ボタン。
キーボードカバーを設置するための端子は底面にあります。
左側面にはイヤホンジャック・音量調節ボタン・USB 3.0ポート。
ミニ ディスプレイ ポート・電源アダプタ接続端子・microSDメモリカードスロットは右側面に配置。
手でつまんで持ってみるとかなり太くて重い感じです。
それもそのはずで、Surface Proの本体重量はなんと919グラムもあります。
GIGAZINE編集部員いわく「数分片手で持って操作しているだけでも腕がプルプルしてきた」とのことなので、基本的にスタンドを使って机などの安定した場所で使用されることを想定しているみたいです。
背面を……
パカリ。
こんな風にスタンドを立てて使用すれば問題なし。
側面から見るとこんな風に立っています。
背面の下半分がスタンドになるようです。
これは専用のデジタルペン。
本体に取り付けて持ち運びできます。
実際にペンで文字を書いてみるとこんな感じ。筆圧によって文字の太さが少しだけ変化するようになっていました。
充電アダプタと充電用ケーブルはこんな感じ。
アダプタにはUSBポートが付いているので、スマートフォンなどのUSBケーブルをここに挿せば充電可能。電源が1つしか無い場所では役に立ちそうです。
アダプタの先端部分を……
カチリ。電源コネクタはマグネット式のようです。
実際にタッチで操作してみると感度がとてもよい感じ。
Surface Proをタッチ操作している様子は以下のムービーで見ることができます。
Surface Proをタッチで操作してみた - YouTube
次にSurface Proに純正アクセサリであるキーボードカバーを取り付けてみます。左が感圧式のタッチ カバーで右が打鍵感のあるタイプ カバー。
キーボードを取り出してみました。
タッチ カバーは横から見るとキー部分が薄っぺらなのがよく分かります。
もう一方のタイプ カバーは打鍵感のあるキーボードカバー。
本体との接続端子は2つとも同じ作り。
さらにはトラックパッドも両方のキーボードカバーに付いています。
キーボードを装着。タッチ カバーはカラフルなカラー展開なので見た目が華やか。
閉じるとこんな感じで、どこぞのタブレットに取り付けると便利なお風呂のフタにカラーリングまで似ています。
対してタイプ カバーをSurface Proに装着すると、普通のノートパソコンのような見た目になりました。
2つのカバーを重ねて比べてみましたが、厚さは大差ありません。
カバーの重さはそれぞれタッチ カバーが206グラム、タイプ カバーが214グラムと重さでも大きな差は無し。
実際にこの2つのキーボードカバーを使用してパソコンを操作するとどんな感じなのかは以下のムービーを見ると分かります。
Surfaceにタッチ カバーを装着して文字を打ってみるとこんな感じ - YouTube
Surfaceにタイプ カバーを付けて文字を打つとこんな感じ - YouTube
「タッチ カバーの方が使いやすい」という編集部員もいれば、「タイプ カバーでないとダメだ」という編集部員もいたので、完全に好みが分かれる使用感のようです。
次にクリック一発でパソコンの性能比較ができるベンチマークソフトPerformance Testを使用してSurface Proの性能を測ってみました。
測定の結果、Surface Proの総合値は1563とのこと。
比較対象にはGIGAZINE編集部で使用しているPanasonicのCF-SX2を使用、総合値は1985.9でこちらが上回ってしまいました。
Surface Proはタブレット型PCであることを考えればまずまずの測定結果でしょうか。
さらにSurface ProにはMicrosoft Officeも標準搭載されています。
このSurface Proは税込9万9800円でMicrosoft Store Japanや全国の家電量販店にて購入可能。Surface RTが税込3万9800円で購入可能であったり、Surface ProがWPC 2013にて約3万8000円で販売されていたことを考えると、やはりOSにWindows 8 Proを搭載し、さらにOfficeまで入れている影響で価格が上がっているように感じられます。使用場所が限られる構造や分厚い本体はいろいろな場所や用途で使えるタブレットとしては少しおっくうに感じそうですが、実際に文書作成したりネットをする程度であればまったく文句の無い出来なので、使用感での長所と価格面での短所が入り交じった端末といった印象です。
なお、このレビュー記事に使用したSurface Proは、GIGAZINEから夏のプレゼント大放出企画2013「アンケートに答えて全部持って行ってください」にてゲット可能です。
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