ゲーム

映画「インセプション」をモデルにして夢の中で競い合うというボードゲーム「Inceptor」


2010年に公開された映画「インセプション」は、人の夢に入り込んで情報を盗んだり、アイデアを植え付けたりする産業スパイを描いた映画で、「夢には階層がある」「夢の階層が深くなるにつれ時間の進み方が遅くなる」「夢の中で死ぬと虚無の世界に行き、現実世界に帰ってこれなくなる」などの特殊な設定が話題になり、映画評論家による映画レビューをまとめたRotten Tomatoesでは100点満点中で86点を獲得しています。そのインセプションをモデルとして開発されたのがボードゲーム「Inceptor」で、多くの人を引き付けた映画の特徴をうまく反映した商品になっています。

Inceptor - The Game of Your Dreams by Pilot Study — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/455211959/inceptor-the-game-of-your-dreams

Inceptorがどのようなボードゲームなのかは下記のムービーから確認できます。


こちらがInceptorで、白い部分がプレイヤーの駒を進めるマス目になっています。白い円周上のマス目は第1階層~第4階層の4種類からなり、マス目の中心にあるのがLIMBO(虚無)です。ボードゲームのルールは映画とほぼ同じで、プレイヤーが産業スパイとしてある人の夢に潜入し、夢から覚めるまでにミッションを成功させて現実に帰ってくるというもので、プレイヤーはミッションを達成することなどでもらえるポイントの合計数を競い合います。


プレイヤーはゲームを始める前に、今いる世界が現実か、夢かを確かめる道具トーテムを選択。プレイヤーは選んだトーテムをそれぞれの駒としてゲームで使用します。


プレイヤーが挑むミッションは「Architect」「Forger」「Extractor」「Inception」の合計4つの要素で構成されていて、ミッションを達成するにはそれぞれの要素に対応したカードを指定された枚数集めなければいけません。


特定のマスに止まるとカードを引けますが、中には「Subconscious」という潜入している夢の潜在意識がプレイヤーを攻撃するカードも含まれています。


プレイヤーのうち誰かが1人でもアイデアを植え付けることに成功すると、「FinalKick」のカウントダウンが開始され、プレイヤーたちは指定されたターン以内に夢から脱出しないと虚無の世界に行ってしまい、それまでに稼いだ多くのポイントを失うことに。


Inceptorのプレイ人数は、少人数の友だち同士でも大人数の家族でも遊べるように2人~5人となっています。


映画内で使用された、夢共有装置の入った銀色のアタッシュケース風のInceptor専用ボックスがもらえるChemistエディションのInceptorもあるとのことです。


Inceptorは現在商品化のためにKickstarterで出資を募っている最中ですが、2014年2月28日現在、目標額である3万ドル(約305万円)を達成しており、製品化はほぼ確実。59ドル(約6000円)以上の出資でInceptorを1つ、110ドル(約1万1200円)以上の出資でInceptorとアタッシュケース風の専用ボックスを1つずつゲット可能です。日本への発送は別途30ドル(約3100円)必要。なお、締め切りは日本時間の2014年4月11日(金)午前11時7分です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
カットマンなどボスキャラが大集合したロックマンの公式ボードゲーム「Mega Man The Board Game」 - GIGAZINE

人の意識に潜り込みアイデアを盗む映画「インセプション」キャラクターたちの設定がわかる特別映像 - GIGAZINE

7歳児が考案したボードゲーム「Animal Advent-ure」、クリスマスに大ヒット - GIGAZINE

「初作品を公開してからが本当の仕事の始まり」と語るクリストファー・ノーラン監督の映画論 - GIGAZINE

極限の状況でボードゲームを行う「Extreme Scrabble」 - GIGAZINE

「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督次回作のSF映画「Interstellar」の公開日は2014年11月7日に決定 - GIGAZINE

in 動画,   映画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.