レビュー

納豆を424回も混ぜまくって美食家レベルの納豆を簡単に実現できる「魯山人納豆鉢」を使ったらいつもの納豆が完全に別次元へ


いろいろな納豆が食べ放題の「せんだい屋」に取材に行った際、編集部内で「納豆を混ぜる前にタレを入れる」派と「納豆を混ぜてからタレを入れる」派で論争が起こり、お店の人に尋ねてみた結果「お好みでどうぞ」とのことだったのですが、本当はどうやって食べるのが一番おいしいのか?と疑問に思っていたところ、タカラトミーアーツから美食家・北大路魯山人の納豆の食べ方を再現するという「魯山人納豆鉢」が発売されるということだったので、実機を借りて、「おいしい納豆の作り方とはどんなものなのか?」「食べ方によって納豆の味は変わるのか?」など確かめてみました。

魯山人納豆鉢 | スペシャルサイト | タカラトミーアーツ
http://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/rosanjin_nattou/

これが魯山人納豆鉢のパッケージ。


「納豆は糸を出せば出すほど、うまくなる」ということで、魯山人納豆鉢は倍速で424回攪拌し、納豆をベストの状態に持っていってくれます。


芸術家の北大路魯山人は美食家としても知られており、魯山人納豆鉢は魯山人の教えをもとに納豆を攪拌する回数を検証し、「424回の攪拌」を導きだしているとのこと。


魯山人の教え「納豆の拵え方」とは「(1)納豆を器に取り出し、何も加えずよく練る(2)糸がたくさん出て、かき回すのが硬くなるまでよく練る(3)硬く練り上げたら、醤油を加えてさらに練る(4)最後に辛子や薬味を加えてさらに練る」というもの。


上記に従い424回混ぜた場合、大豆の濃厚感は109%アップするという調査結果も出ています。


箱を開けてみると、本体と各パーツ・使用方法が書かれた用紙が入っていました。


使用方法は図解してあるので分かりやすくなっています。


まずは本体をよく洗い……


組み立てます。


なお、使用方法の裏には分解の仕方が入っているので、仕組みを確認しつつ組み立てていきます。


完成。大きさは120×175×90mmです。


本体上部ではモード設定の切り替えボタンがあり、魯山人モードと我流モードを選択できるようになっています。ということで魯山人モードで挑戦。


ということで、本体上部を取り外し、透明容器の中に納豆をイン。


実際に納豆を攪拌する様子は以下のムービーから確認可能です。

究極の納豆を作る「魯山人納豆鉢」で納豆を424回攪拌してみた - YouTube


本体上部にある2箇所のくぼみに指を置き、ハンドルを回すと魯山人モードの「始め」に設定していた窓が動きだします。


くるくるくるくる……とひたすら混ぜ混ぜ。


中の攪拌棒はハンドルを1回転させる度に大きく2回転、さらに棒自体もゆっくり回る仕組みになっています。攪拌棒が回っている様子は以下のムービーから確認できます。

「魯山人納豆鉢」が納豆をくるくるかき混ぜる仕組み - YouTube


中の納豆が攪拌されていく様子はこちら。


混ぜ続けていると、窓に「手を抜くな」とメッセージが表示されました。


ハンドルを回す方と反対の腕で本体をしっかり固定しなければならないため、回す腕はあまり疲れないのですが、固定する方の腕はなかなかの力作業。


醤油を投入するタイミングになると、醤油投入扉が自動的に開放されます。


醤油や付属のタレを入れて……


さらに混ぜます。この時、フタを押さえながら10回ほどハンドルを回すと、完全にフタが閉じるようになっています。


「極めよ」というメッセージが表示され……


完成すると、再び醤油投入扉が開きました。


容器内の納豆はこんな感じ。


一方、50回ほど手で混ぜた納豆はこんな感じです。


お皿に移して比較してみます。以下が魯山人納豆鉢で作った納豆。


そしてこれが手で混ぜた納豆。


魯山人納豆鉢で作った納豆が糸を引く様子。


手動で回した方は持ち上げてみると、糸の引きが魯山人納豆鉢よりも緩めでした。


魯山人納豆鉢で作った納豆は気泡が非常に細かく、糸がしっかりしているため、一見、大豆が糸や液に包まれているようには見えず、混ぜる時にしっかりした手応えを感じます。一方手で混ぜた納豆は大豆が緩い粘液に包まれている感じで、かき混ぜる際の抵抗も小さく、見た目や手応えは全く違ったものでした。食べてみても味や食感の違いはハッキリしており、魯山人納豆鉢で作った納豆は口に入れても粘り気がしっかりあるため、見た目に反して豆の「くるまれてる感」が強く、手で混ぜた納豆よりも味がしみてまろやか。手で混ぜた納豆は後味としてわずかに苦みが残るのですが、魯山人納豆鉢はまろやかさが持続しており、苦みはほとんど感じませんでした。

なお、からしやネギは混ぜ終えてから好みで加えます。


納豆独特の臭みは消えないものの、明らかに口当たりや味が変化するので、食べ比べして「市販の安売り納豆でもこんなに変わるのか」というのを体験してみるのはかなりアリ。「味は変わるけれど、手で混ぜたもので十分」という人もいましたが、「424回攪拌した納豆の方が高級な味がする」と気に入る人もおり、人によっては手放せないマストアイテムになりそうです。


なお、価格はAmazonで税込1934円です。

Amazon.co.jp: 魯山人納豆鉢: おもちゃ
http://www.amazon.co.jp/dp/B00G4UXA6G/

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in レビュー,   試食,   動画,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

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