レビュー

約40時間保温し続けたごはんは本当においしさが保たれているのか食べてみた


東芝の炊飯器「RC-18VGD」について外観をフォトレビューし、さらにこの炊飯器のウリでもある10合(1升)炊飯に挑戦してみたわけですが、最後に残ったポイントが「40時間の真空保温」。

RC-18VGDには2本の真空ポンプが組み込まれており、釜の中を真空状態にすることでお米の酸化と水分の蒸発を防ぐ機構が備わっているのですが、その効果がいかほどのものなのか、これは実際にごはんを炊いて40時間保温してから食べてみるしかありません。


というわけで、実際にごはんを40時間保温してから食べてみました。真空圧力IH保温釜 RC-18VGD 商品情報:家電製品 Toshiba Living Doors

ごはんを炊いて、保温に入ってから約40時間が経過。RC-18VGDの真空保温機能が効くのは40時間まで。この時点ではまだ真空ランプが点灯しています。


そして40時間から41時間になった瞬間、真空保温の機能が停止します。「ガシュッ、スゥー……」という、真空ポンプが開いて空気が入り込む音が聞こえています。

YouTube - RC-18VGDの炊飯開始から41時間、真空ランプの切れる瞬間


真空ランプが消灯し、これ以降は真空状態での保温ができなくなります。ただし「真空保温」が終了しただけで、通常の保温は可能です。


さすがに40時間も保温していると乾燥していたりするのではないかという不安に駆られながら、恐る恐るふたを開けます。


開けてみると、ご飯はまだ水分を保っており、わずかに酸化による変色が見られるものの、十分食べることができそうな見た目。


近づいてみたところ。乾燥している感じはほとんどしません。


お茶碗によそってみました。2日前に炊いたご飯というと、カチカチに固まってしまっているか、黄色く変色してしまっているイメージだったのですが、これはどうやらこれまでに出会った2日前のご飯とは様子が違います。


食べてみると、もちもちとした食感がきちんと残っており、水分がしっかりと保たれているのが分かります。やはり炊き立てと比べると味が落ちてしまうのは仕方の無いところですが、昨日のご飯どころか一昨日のご飯でも普通に食べることができました。


特に目覚しいのは保湿力で、釜の中でカチカチに固まってしまった部分が少しも無いのには驚きの一言。また、2日も保温しておくと臭いが気になるものですが、食べて不快なほどの臭いは感じられず、半日前に炊いたご飯と言われれば信じてしまいそうなレベルの味でした。

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in レビュー,   動画,   , Posted by darkhorse_log

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