スマホの充電状態を最適化して充電時間を短縮させる充電器「Practical Meter&Charging Tips」レビュー

充電中のスマートフォンの充電電力をインジケーターランプで表示して知らせてくれるデバイス「Practical Meter」と、USB端子の出力を最大限発揮させるケーブル「Charging Tips(急速充電ケーブル)」が編集部に到着したので、さっそく試してみました。
Practical Meter w/ Fast-Charge Cable | Thermoelectric Generator by The PowerPot: convert heat into electricity
http://www.thepowerpot.com/product/practical-meter-w-fast-charge-cable
◆外観チェック
こちらが届いた商品。Practical Meter(白箱)、Charging Tips、20%オフチケットの3点がセットになっていました。

Charging Tipsは、3端子のUSB給電に対応しています。

うぐいす色がマイクロUSB端子。

端子をよく見ると……

なんと、ビニールが端子の内部に……。このままでは充電時にトラブルを起こしかねないので当然ビニールは取り除きました。

黒色がミニUSB端子。ただ、最近では出番の少ない端子といえます。

オレンジ色が以前iPhoneやiPadで使われていたDockコネクタ端子。こちらも最近めっきり影の薄くなった端子です。

あらためて見ると、こんなに大きかったのかと感じてしまいます。

白い箱にはPractical Meterが入っていました。

取り出すと、Practical Meter本体は白色。Kickstarterプロジェクトで公開されていたプロトタイプ版は黒色だったので、新鮮です。

本体にはLEDインジケーターがついており、これで充電状態をチェックできます。

サイズはiPhone 5sの横幅とほぼ同じ。

厚みはiPhone 5sの2倍くらいです。

◆実際に充電してみた
・マイクロUSB端子
さっそくPractical MeterとCharging Tipsを使って充電してみます。ノートPCのUSB端子を使用して、マイクロUSBケーブルでNexus 5を充電することに。

ケーブルを接続すると、LEDインジケーターが青色に光りました。

しかし、インジケーターは3本しか光りません。これはだいたい3Wで充電していることを示しています。

USB端子はこれでもめいっぱい差し込んでいます。最高出力の5W(インジケーター5本)での急速充電は不可でした。

ここで、Charging Tipsの代わりにNexus 5純正のUSBケーブルに交換してみます。

インジケーターランプは2本になりました。このことから、確かにCharging Tipsを使用する方が、高速に充電できている様子。

バッテリー管理アプリの「Battery Mix」を使って、Charging TipsとNexus 5純正充電用USBケーブルの充電速度を測定してみました。実験は、Battery Mixで電池残量が「10%」の状態から、電源を入れた状態で30分充電するというものです。
こちらが、Charging Tipsを使った場合の結果。28%まで充電できました。

Nexus 5純正充電用USBケーブルの場合は21%までしか回復しておらず、Charging Tipsのほうが高速充電ができていることが確認できました。

ここで、試しにデスクトップPCのバックパネルにあるUSB端子にPractical Meter+Charging Tipsで接続してみるとインジケーターランプは4本光りました。これならノートPCよりも高速で充電できそうです。

同じく、デスクトップPCにNexus 5純正充電用USBケーブルを使ってみると、ランプは3本。

先ほどと同様にBattery Mixを使って、10%から30分間「Practical Meter+Charging Tips」で充電してみると、33%まで回復。やはり、インジケーターランプの本数どおりの充電速度が出ているようです。

試しにデスクトップPCに搭載されたカードリーダーに付属するUSB端子に「Practical Meter+Charging Tips」で指してみたところ、3本しかランプが光りません。どうやら、充電速度はUSB端子の出力に大きく依存するようです。

・ミニUSB端子
次に、ミニUSB端子の充電状態を調べるために、PHSを充電。Charging TipsでノートPCに接続すると……

インジケーターランプは2本のみ点灯。

PHS端末充電用のUSBケーブルでノートPCに接続すると……

同じくインジケーターランプは2本のみ点灯と違いはなし。

先ほどと同様にデスクトップPCの背面のUSB端子でCharging Tipsを試すと、インジケーターランプは3本。

やはりPHS端末充電用のUSBケーブルでもインジケーターランプは3本と違いはなし。

・旧iPhoneDock端子
最後にiPhoneDock端子で充電してみます。初代iPadを充電すると、インジケーターランプは5本の最速充電状態をついに達成。

しかし、第3世代iPod Touchではインジケーターランプは3本という結果に……。

どうやらCharging Tipsは、端末によって最高出力を出せるのかどうかが決まるようです。
◆結論
Practical Meterは、USB端子の出力をしっかり検出しそれに応じてインジケーターランプを点灯してくれるため、充電が低速なのか高速なのかがばっちり把握できました。しかし、Charging Tipsは常に「最高電力での充電を可能にする」というわけではなく、ごく一部の端末を除くと、最高出力での充電はできないことも多く、場合によっては普通のUSBケーブルとほとんど変わらない充電速度しか出ないという結果に。ただ、物によっては一般のケーブルよりも早く充電できるので、「一刻も早く充電したい」という人の選択肢の1つにはなりそうです。
なお、価格は24.99ドル(約2500円)となっています。
Practical Meter w/ Fast-Charge Cable | Thermoelectric Generator by The PowerPot: convert heat into electricity
http://www.thepowerpot.com/product/practical-meter-w-fast-charge-cable

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