レビュー

ポータブルソーラー発電ユニット「Forty2」が届いたので実際に太陽の下で使ってみた


アウトドアといえば自然の中で非日常を楽しむものですが、そんなときでも携帯電話やパソコンを肌身離さず持っていなければならないビジネスパーソンがいたり、「便利な電化製品が使えればよりアウトドアが楽しくなるのに」と思うこともあります。そんな時に役立つのが屋外でもPCやテレビを動かせるくらいの電力を発電&給電することができるソーラー発電ユニット「Forty2」です。Kickstarterで出資を募っていたものが製品化して届いたので、実際に真夏の太陽の下で発電してみました。

外でForty2を使用するとこんな感じに使用できます。

外でForty2を使ってみた - YouTube


◆フォトレビュー
Forty2はこんな箱に入って届きました。


iPhone 5を置いてみると箱がどれだけ大きいか分かります。


箱の側面には「Forty2」の文字、早速開封してみることに……


パカリ。


これがForty2です。大きさは横幅34インチ(約86cm)、縦30インチ(約76cm)、厚さが5インチ(約13cm)で、重量は60ポンド(約27kg)。付属のコード類などは一切無く、この本体さえあればさまざまなものに給電することができます。


本体ロゴをよく見ると「FIRST EDITION」の文字が……


側面には電源プラグの差し込み口が1つとUSBポート、電源スイッチと電源ランプ、DC入力電源。


電源ランプが緑点灯で満充電、黄色点灯は中間チャージ、赤点灯はバッテリー残量が少ないということを表します。


片手だと少し重いですがThe Forty2をパカリ。


開いた状態はこんな感じ。一面にソーラーパネルがびっちりと敷き詰められています。


ソーラーパネルは近くで見るとこんな感じで、表面がボコボコ。


大量のソーラーパネルにより、太陽光から160~200Wの発電が可能、また最大出力は750Wとのこと。


本体フレーム部分は金属製で、表面は樹脂系素材でできています。


本体裏面はこんな感じ。


排熱のためか、肉抜きされたような部分がかなり広めに取られています。


側面にも巨大な排熱溝。


付属の説明書はとても簡易なものが付いているだけ。説明書の分量から推測するとForty2はとても簡単に取り扱い可能なようです。


これが使用手順書。


試作段階では持ち歩き可能となっていましたが、使用手順書では使用する場所までトラックで運んでいる絵が描かれています……これは一体?


◆使ってみた
実際にForty2を使ってみます。使用方法はとても簡単で、給電したい機器のプラグを差し込み……


スイッチオン!


これだけでパソコンの充電も楽々できます。


実際にForty2でパソコンを充電している様子は以下のムービーから見ることができます。

Forty2でパソコンを充電してみた - YouTube


しばらく使っていると電源ランプが赤色になり、さらに時間が経つと警告音が鳴りだしました。説明書によると、この警告音はバッテリー残量が少なくなると鳴りだす、とのこと。


実際のForty2の警告音がどのような感じかは以下のムービーを見ればわかります。

Forty2の警告音はこんな感じ - YouTube


◆太陽の下で使ってみた
Forty2のバッテリー残量が低下しているようなので、実際に外に持ち出して発電してみることに。Forty2の持ち手はかなり小さく、片手では重すぎる重量なので持ち運びに苦戦しましたがなんとか運びました。


地面に置き……


パカリと開いて発電開始。


Forty2がバッテリーを充電するには3.75~5時間の時間が必要とのことで、かなり大きめのサイズですが充電に要する時間は意外と短くなっています。しかしそれだけの時間を待てるわけもなく……


しびれを切らしてパソコンやスマートフォンに給電開始!


実際に外でForty2を使ってパソコンやスマートフォンに給電している様子は以下のムービーから見ることができます。

外でForty2を使ってみた - YouTube


「真夏なのに曇り空」と発電するタイミングがあまり良くなかったのですが、Forty2で発電する前に鳴っていた警告音は発電開始後5分ほどで鳴りやみ、すぐに本体バッテリーを充電できていることがわかりました。ムービー中にバッテリー残量低下の警告音が鳴っていますが、それでも接続した各機器に給電することができるくらいに発電ができていました。


1人で運ぶにはかなり重めで骨が折れること間違いなしですが、給電能力はしっかりしており携帯やパソコンを複数つないで充電させることも可能。車に積んでしまえば運搬は劇的に楽になるので、アウトドアやピクニックなどに持って行けば外とは思えない快適な電源環境を提供してくれること間違いなしです。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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