レビュー

ひとつのUSBポートに無限に増殖させてスマホやタブレットなどをまとめて充電できるUSBケーブル「InfiniteUSB」


2015年にリリースされた新型MacBookは、薄さ13.1mm・重さ920gという極薄軽量ノートブックであることもさることながら、外部ポートがUSB TypeCポートひとつしかないことで注目を集めました。MacBookほど極端な端末は少ないですが、「スマートフォンもタブレットも電子書籍リーダーも充電したいのにUSBポートが2つしかなくてどれか充電を諦めなければいけない」といった経験をしたことがある人も少なくないはず。そんな時に役立つのが、USBポート付きのUSBケーブル「InfiniteUSB」で、Kickstarterで出資したものが届いたので実際に使ってみました。

InfiniteUSB | One USB port, unlimited plugs
http://getinfiniteusb.com/

◆フォトレビュー
これが「InfiniteUSB」のパッケージ。


箱の側面にはInfiniteUSBのカラー・タイプ・長さが書かれています。


また、逆側の側面にはKickstarterのプロジェクトであることがわかるようにロゴがペタリと貼り付けられています。


というわけで、さっそくゲットしたInfiniteUSBを並べてみました。左からオレンジ・グリーン・ブルー・ピンク・グレーで、左の2本が120cmケーブルで、残りは20cmケーブル。グリーンとグレーはMicro-USB端子、残りはLightning端子がついています。


120cmのものにはケーブルを束ねるためのバンドがついています。


バンドはゴム系素材で伸縮性があり、手軽に扱えます。


端子部分にはこんな感じで「VOJO+」と文字が入っています。


ものによっては端子部分が汚れていたり……


端子周りのパーツが汚れていたりしました。


ケーブルには平型のものを採用。


USBポート側に挿す端子がコレ。今回はすべてUSB TypeC用のInfiniteUSBを購入しました。


TypeC端子を正面から見るとこう。両面リバーシブルであることがよくわかります。


その背面にはTypeCポート。


ケーブルの両端にある端子部分には磁石が埋め込まれており、以下のようにピッタリくっつけられるようになっています。


◆実際に使ってみました
というわけで、さっそくTypeCポートを搭載したMacBookを準備して……


InfiniteUSBを挿します。


Lightning端子をiPhoneに挿せば、端末の充電に成功。


InfiniteUSBが真価を発揮するのはここからです。InfiniteUSBに付いているTypeCポートに、新しいInfiniteUSBを挿します。


2本目のInfiniteUSBはMicro-USB端子のものを使用したので、Kindleを充電してみました。


Kindleの底面にある充電ランプがオレンジ色に点灯しており、端末にしっかり給電されていることが確認できます。


そのままInfiniteUSBの3本目を使い、iPad miniを充電してみたのですが……


iPad miniのバッテリーゲージには「充電していません」の文字が表示されてしまいました。


InfiniteUSBでひとつのUSBポートから同時に充電しているのは左からiPad mini・Kindle・iPhoneの3台で、KindleとiPhoneは充電できているもののiPad miniは充電できていませんでした。


この時MacBookの画面を見てみると、「USBデバイスを再度有効にするには電力消費が多いデバイスを外してください」という警告が表示されていました。いろいろ試行錯誤してみたところ、iPad miniなどの電力消費の多いタブレットを充電する際は同時に接続する端末の数は2台までがよさそうです。


InfiniteUSBのTypeCポートに……


MacBookの電源アダプタをつないでみました。しかし、MacBookの充電はできず。


さらにMicro-USB端子のInfiniteUSBを追加して……


iPhone・Kindle・iPad mini・Nexus 5を同時に充電してみたところ、iPad miniだけ充電できず。他の3台は同時に充電することに成功しました。


さらに、InfiniteUSBのTypeCポートからUSBメモリを接続してみたところ……


MacBookはしっかりUSBメモリを認識しました。


実際に使ってみたところ、電力消費の問題で同時に充電できる端末の数は制限されるものの、USBハブなしでひとつのポートから最大4台(スマートフォン3台・Kindle1台)を同時に充電できました。スマートフォンとタブレットを持ち歩いている人や、スマートフォンとルーターと電子書籍を同時に充電したい人など、普段モバイル端末を複数持ち歩いているという人にこそInfiniteUSBは最適なUSBケーブルといえそうです。

なお、InfiniteUSBは以下のページで販売されており、5本セットが99ドル(約9900円)、1本だと29ドル(約2900円)。ただし、販売されているのは全てTypeCポート対応のものではなく通常のUSBポート対応のものである点には注意が必要です。

Products – InfiniteUSB


また、「InfiniteUSB」はGIGAZINE年末年始プレゼント大放出企画でもゲットできます。

GIGAZINE年末年始プレゼント大放出企画「アンケートに答えて全部持っていってください!」 - GIGAZINE

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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