Microsoftがノキアの携帯電話事業や地図ライセンスを総額7000億円で取得

by N i c o l a
かつての勢いを失った携帯電話メーカーの雄・ノキアに対して、中国の通信機器メーカー・Huaweiが買収に興味を持つなどと報じられていましたが、本日、Microsoftがノキアの携帯電話事業(端末・サービス部門)を買収することを発表しました。ノキアは地図サービスでGoogle、Appleに続く世界規模のマップを提供していますが、この特許のライセンスも取得するということで、取引にかかる総額は7000億円超となります。
Microsoft to acquire Nokia’s devices & services business, license Nokia’s patents and mapping services
http://www.microsoft.com/en-us/news/press/2013/Sep13/09-02AnnouncementPR.aspx

発表によると、端末・サービス部門の買収額が37億9000万ユーロ(約4968億円)、特許のライセンスが16億5000万ユーロ(約2163億円)で、総額は54億4000万ユーロ(約7131億円)。
携帯電話メーカーの多くがOSにAndroidを採用する中、ノキアは数少ないWindows Phoneの砦として戦ってきましたが、なかなかシェア拡大に繋がらず苦戦していました。OSのメーカーであるMicrosoftは2011年2月にノキアと提携し、スマートフォン「Lumia」シリーズのブランディングを始めとして様々な戦略で協力をしてきましたが、このたび、自らハードウェアメーカーも兼務してWindows Phoneを推し進めていくことを決めたようです。
ちなみに、Microsoftがノキア買収を考えたのは今回が初ではなく、2013年6月には買収交渉を断念したという話が出ていました。このとき、ノキアは時価総額が143億ドル(約1兆3800億円)あって、これだけの額を支払うことができないために交渉が不調に終わったと報じられていました。
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in メモ, モバイル, ソフトウェア, ハードウェア, Posted by logc_nt
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